視覚障害者に音声で情報 白馬村社協が「音訳」講座開講
 白馬村社会福祉協議会は11日から、視覚障害者に文字情報を音声に変えて伝える「音訳」の講座を村ふれあいセンターで開講している。誰もが情報にふれやすく、安心して暮らせる村づくりを目指し、ボランティアの養成を目指す。
 音訳は自治体の広報や図書館の本、地図、案内板、教科書など幅広い分野で用いられている。録音や編集などを経て音声化された情報を、視覚障害者が受け取る「目の代わり」となる技術だ。標準語のイントネーションやテンポ、間など、聞き取りやすい発音が必要という。
 講座では受講者約20人が、県社協のボランティア団体「あい愛の会」を講師に、視覚障害者への接し方や発音の基本を学習。テキストを広げ、発音に注意しながら発声練習していた。

2014年6月13日(金)付


臭気規制導入へ判定体験 大町議会社会厚生委と住民研修
 大町市は12日、臭気指数規制導入に伴う臭気判定試験の体験研修会を開いた。市内で臭気問題が発生している地元の常盤清水、泉両地区の住民約10人や市議会社会厚生委員会委員6人が視察や臭気判定試験を体験し、その効果を確かめた。
 現地視察では、清水地区の養豚場周辺や、泉地区の産業廃棄物処理・堆肥製造業者の施設整備などの現場を訪れ、清水では検査測定業者が臭気を採取した。
 参加者は臭気判定試験で、透明な袋に入った3つの試料を嗅ぎ、臭いのあるものを当てることで、採取してきた試料がどのくらいの臭いかを確かめる判定試験を体験した。
優しい風合いの作品並ぶ 大町いーずらで浩和会和紙絵画展
 大町市仁科町のギャラリー・いーずらで17日まで「第13回浩和会和紙絵画展」が開かれている。日本和紙絵画芸術協会講師で主宰の横澤和子さんが教える生徒ら15人が、1年間に手がけた作品約40点を展示した。
 富士山や北アルプス、花や植物などの自然の情景を、専用の和紙を使って描いた作品は優しい風合い。厚みの異なる和紙や染色したコウゾなどを、できるだけはさみを使わず鉄筆や水を用いて切って貼り付け表現したもので、柔らかな中にもさまざまな質感が現れている。
未成年の飲酒の危険性学ぶ 小谷中で薬物乱用防止教室
 小谷村の小谷中学校でこのほど、薬物乱用防止教室が開かれた。社会問題化している中高生の薬物乱用の防止のため、生徒に薬物についての正しい知識を身につけてもらうことが目的。「未成年と飲酒について」をテーマに、同校の薬剤師・山本拓真さんの講義に耳を傾けた。
 山本さんは酒に酔うということ、酒が未成年にどのような影響をもたらすか、などについて、スライドでわかりやすく説明した。多量に摂取していくごとにほろ酔いから酩酊(めいてい)、こん睡に至るまでのようすを追い、飲酒により人格変化や命にかかわる危険をもたらすことを指摘。「知識がないと酒を勧められてついつい摂取してしまうことがある。どうしていけないのかをしっかり理解してこれからにつなげてほしい」と呼びかけた。
大町「ハサイダー」完成 節目の年にご当地飲料
 大町市のご当地サイダー「ハサイダー」が完成し、12日から販売を開始した。黒部ダム・関電トンネル(旧大町トンネル)「破砕帯」から取れる摂氏4度のミネラル豊富な天然水を100l使用したサイダー。地サイダー制作委員会委員長の高野広司さんは「インパクトのある名前のおいしい破砕帯の水を使ったさっぱりした味のサイダーが完成した。小さいお子さんから大人まで楽しんでいただけるのでは」とPRしている。
 市制施行60周年や関電トロリーバス開通50周年の節目として着手。ことし3月に実行委員会「信濃大町地サイダー製作委員会」を発足し、県の元気づくり支援金や市の補助金など約300万円を利用して製作した。
 ネーミングは、「破砕帯」とサイダーを語呂合わせで組み合わせた。昭和をほうふつとさせるかわいらしいレトロなパッケージに仕上げた。
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6月の一覧
白塩町河川公園にシバザクラ 大町 かえで保育園児が定植
 大町市白塩町の有志でつくるボランティア団体、白塩町河川公園愛護会(続麻房雄会長)は8日、農具川下花見橋付近の河川公園にかえで保育園児を招き、シバザクラの植栽を行った。
 年少〜年長の園児35人が、竹内英司副会長の指導で120株の苗を定植。保育園から河川公園までは子どもの足で約20分ほどで、園児らがよく散歩に利用することもあり、植栽後は会員らが用意したジュースを手に「シバザクラに乾杯」「何色が咲くかな」と来春を楽しみにしていた。