2014年6月29日(日)付


自閉症者支え20年の節目 池田町 白樺の家が記念式典
 池田町の自閉症者療育施設「白樺の家」(社会福祉法人信濃の郷)はことし、設立20周年を迎えた。記念式典が28日、安曇野市のサンモリッツで開かれ、関係者らが節目を祝った。
 式典には約170人が来場。小林真理子前理事長や池田工業高校生徒会、保護者会や寄付者に感謝状を贈呈した。利用者らは感謝の気持ちを込めて太鼓を演奏し、「祭り太鼓」「春風太鼓」の2曲を披露。来場者に「これからも仕事を頑張ったり外出したりして、楽しい生活を送りたい」と感謝を述べた。
ナチュラルデザート作り 池田町創造館マクロビスイーツ教室

 池田町創造館はこのほど、「マクロビスイーツ教室」を開いた。松本市四賀の古民家カフェ店主・宮崎恭子さんを講師に、卵や乳製品、白砂糖を使わないナチュラルスイーツをつくった。
 アレルギーをもつ人からの要望で始めたという同料理教室。同会場では2回目。16人が参加し、素材が生かされた優しい味のスイーツを堪能した。
しらかば保園児お茶会へ 大町 大久保規男さんが招待
 大町市の大久保規男さんは26日、近隣のしらかば保育園年長児をお茶会に招待した。19人の園児らがやや緊張した面持ちで伝統文化に親しんだ。
 大久保さんは「宗規」の茶名を持つ裏千家講師で、10年前に自宅を改築し茶室を造ったことをきっかけに、地域の子どもたちに日本の文化を体験してと声を掛けた。毎年2回のお茶会を開き、同園の年長・年中児を招いている。
 子どもたちは鮎をかたどった季節のお菓子や茶をたてる動作に瞳を輝かせて見入り、お茶が一人ひとりに配られると「苦いけどおいしい」「いいにおいがする」と笑顔を見せた。お茶をたてる体験を2人の園児が行うと「僕もやりたい」と興味深げにのぞきこむ姿も見られた。
イベントでオープン祝う 白馬Alps花三昧
 白馬村と小谷村を会場に、村を彩る花や高山植物で観光客を迎える夏のイベント「白馬Alps花三昧」のオープニングセレモニーが28日、主会場の一つ「白馬五竜高山植物園」で行われた。地元の子どもたちや観光客らによるバルーンリリース、アルプホルンの演奏など多彩な催しが行われ、花三昧の開園を祝い期間中の盛況を願った。
 同園は北アルプスの山並みを望む標高1500b、約5fの広大なスペースに、希少な白馬岳の高山植物が、自生に近い形で観賞できる。昨年からは長野県唯一の日本植物園協会加盟の施設に指定された。研究・教育的価値を付加した公益性の高い施設として注目を集めている。
大町や黒部ダムをPR 市観光協会 静岡でキャンペーン
 大町市観光協会は27、28日の両日、静岡県で観光キャンペーンを行った。毎年行っているキャンペーンで、JR静岡駅やショッピングモール「ベイドリーム清水」やテレビ放送で黒部ダムの観光放水など「旬」な大町市の情報を静岡県民に伝えた。
 静岡でのキャンペーンは10年以上続いている。本年度までの3か年で行っている「くろよん50周年記念事業」の一環も兼ねている。
 キャンペーンには、協会職員や黒部ダムのゆるキャラ「くろにょん」、大町レディースなど約10人が参加。駅利用者に、観光パンフレットやくろにょんの缶バッジなどを配布した。「大町市はどこにあるの」「黒部ダムには以前、行ったことがあります。またぜひ行きたいです」など興味を持つ声が聞こえていた。
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6月の一覧
プロの技伝授 池田山風舎そば打ち道場
 池田町会染のストーブ&クラフトショップ山風舎は25日、滝沢の手打そば「かたせ」の指導でそばを打つ「そば打ち道場」を開いた。片瀬久子さんが実演を交えながら、プロの技を伝授した。
 熱湯を混ぜたそば粉を300回以上練ってねばりを出した。「ネコの手」の形でのし棒に手を添え、生地を延ばして引く作業を繰り返し行い、直径80aくらいまで延ばした。生地のたたみ方や切り方を教わりながら、一人5人前のそばを打った。