七夕飾り短冊に願い事 大町幼稚園児が信濃大町駅に
 JR信濃大町駅(土倉勝彦駅長)に季節の風物詩、七夕飾りがお目見えした。7日の七夕を前に2日、東町の大町幼稚園年長児が招かれ、それぞれの願いを書き入れた短冊を飾った。
 短冊は同園の40人の全園児が前もって願いを込めて書いた。12人の年長児たちが丁寧に細いひもをササの枝に結び付けた。利用客らも足を止め見入り、「ケーキ屋さんになりたい」「電車に乗りたい」などの園児たちのかわいらしい願い事に駅職員らの間にも笑顔が広がった。
 信濃大町駅の七夕飾りは願い事がかなう≠ニ話題を呼んでおり、誰もが願い事を書けるようにと短冊も設置する。土倉駅長は「観光客はもちろん、通勤通学で毎日駅を利用する人たちに季節感を感じてもらえたら」と話していた。
ママサポートタクシー実施 アルプス第一交通 8月1日から
 大町市のタクシー会社・アルプス第一交通(原田俊之所長)は8月1日から、妊婦や幼い子育て中の母親にやさしい「ママサポートタクシー」を実施する。妊娠中の女性の不安をやわらげ、気軽に利用できる公共交通機関として地域に貢献する。7月2日、ドライバーの研修会を開いた。
 ママサポートタクシーは陣痛や予定日以外の急なアクシデント、定期健診や幼い子の送迎などの場合に、助産師による研修を受けたドライバーが対応。タオルやシーツなどの専用セットを常備し、地域の病院・産院などの地理も把握する。
大町や黒部ダム紹介 神奈川県で観光キャンペーン

 大町市観光協会は2、3の両日、東名高速道海老名サービスエリア下りや横浜市内で観光キャンペーンを行った。大町市の特産品やグッズなど豪華商品が当たる抽選会や黒部ダムの観光パンフレット配布で大町市や黒部ダムの見どころや清涼感を伝えた。
かれんなピンクの花 大町鷹狩山のササユリ見ごろ
 大町市の鷹狩山展望公園でササユリの花が見ごろを迎えている。
 ササユリは清らかでかれんな日本特産のユリで、県の準絶滅危惧種にも指定される希少植物。色合いは地域などで異なり、淡桃色〜桃色、まれに純白の花を咲かせる。
 山頂周辺は市のボランティア団体「鷹狩山に展望公園をつくる会」が保護整備を手がけ、周囲には約400bの遊歩道や自生の山野草を集めた植物園などもある。3日には最盛期を迎えたササユリが雨上がりの緑に美しいピンク色の花を咲かせ甘い香りが漂っていた。花は今月中ごろまで楽しめるという。
にじみ技法学びボラ研修 松川中生がちひろ美術館で
 松川村の松川中学校は2日、安曇野ちひろ美術館で夏休み期間中に実施する「水彩技法体験コーナー」をサポートする2、3年生のボランティアを対象にした研修を行った。同館職員から、いわさきちひろの作品の特徴であるにじみの技法について学んだ。
 職員がにじみの手法や絵の具について説明。「ちひろが実際に作品をつくった過程をお客さんに伝えていくのがミッション」と伝えた。約140人が参加した。生徒たちは赤・青・黄色の絵の具をぬらした紙に思い思いに垂らし、にじみに挑戦した。にじみの変化に歓声をあげながら作業を楽しんでいた。
八坂小学生と街中アート 作家らの滞在制作始まる
 「信濃大町食とアートの廻廊」開催に向けて、7月に入りアーティストの滞在制作が始まっている。大町名店街では、作家の淺井裕介さんと青島左門さんの2人が、「街中アート」として街並みを彩る作品を作っている。2人は4日、八坂小学校の児童たちと共同制作のワークショップを実施した。
 2人はアートの廻廊を共催する「原始感覚美術祭」へ作品を出展してきた縁で参加。今後もワークショップを重ね、アートプロジェクトを完成させる。
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7月の一覧

2014年7月5日(土)付