小規模校の教育体感 大町八坂美麻小中が制度導入へ
 大町市内全域からの通学を認める小規模特認制度を来年度から導入する八坂小学校・中学校、美麻小中学校でオープンキャンパスが始まった。5日は、八坂小学校、中学校で行われ、転入を希望する市内各所の児童・生徒や保護者らが訪れ、授業を参観。個を大切にした目の行き届いた学習指導や縦割り活動など小規模校ならではの教育の形を体感した。
 八坂小学校では、運動会で披露する踊りを学ぶ授業などが公開された。参加者たちは、大規模校では困難な学年にこだわらない授業風景を目に興味を示していた。
地域や家族の絆映画で 大町で「じんじん」上映会
 北海道剣淵町を舞台に地域づくりや家族の絆などを題材にした映画「じんじん」の上映会が5日、大町市文化会館で開かれた。同映画に出演し、同市八坂に山村留学経験のある女優・若村麻由美さんのトークショーも行われ、午前、午後の上映あわせて約1500人が鑑賞。訪れた人の感動の涙を誘った。
 上映は、市民有志が実行委員会を立ち上げて計画してきた。大町市制施行60周年・合併10年記念も兼ねた。宮永玉子実行委員長は「親子の絆、優しさなど大事なことに気づかせてもらえる映画。大町の町づくりにも生かせれば」と話した。
 トークショーで若村さんは、八坂第一小学校(当時)5、6年生時代を「今の私の基盤をつくっている」と振り返り「北アルプスや八坂の人のことをいつも思い出す。大町の人がいつも見ていてくれると思ってがんばります」と語った。
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7月の一覧
地域の先輩から学ぶ 白馬中で車座講演会
 白馬村の白馬中学校は3日、進路学習の一環で地域住民を講師に招いた車座講演会を開いた。3年生80人がさまざまな産業に携わる住民とひざを交えながら、仕事の成り立ちややりがいに理解を深めた。
 講演会は同校が地域に身近な学校づくりと郷土愛あふれる生徒の育成を目指し、昨年から開講している。ことしは生徒たちが農業や宿泊業、販売業、警察署など9業種にわかれて班をつくり、人生の先輩たちから経験を聞き取り、質問を投げかけた。
ゲートボールで健康増進 大町市老人クラブ連合が大会

 大町市老人クラブ連合会(上條昭雄会長)は4日、第68回ゲートボール大会を市運動公園陸上競技場で開いた。13チーム95人が参加し、運動を通じて健康増進と親睦を深めた。
 同会は夏と秋の年2回、大会を開いている。6月5日に予定していた大会が雨で中止となり、延期して開いた。上條会長は「34年続いた大会。皆が集まる大事な行事。皆さん元気です。楽しんでいただきたい」と話した。

2014年7月6日(日)付


親子で七夕楽しむ 池田公民館ポレポレ塾
 池田町公民館は4日、未就園児と保護者を対象にした家庭教育学級ポレポレ塾の講座「ポレポレ七夕さま」を開いた。約30組の親子が参加し、交流を図りながら七夕の行事に親しんだ。
 ダンスや体操で体を動かした後、子どもたちは織姫と彦星の人形に顔を描き、親子でひし形つづりや星などの飾りを小ぶりのササに付けた。母親たちは「健やかに育ちますように」「友達と仲良く遊べますように」などの願い事を短冊にしたため、「何をお願いする?」と子どもに問いかけていた。
山菜やキノコでピクルス 小谷村商工会加工商品製造セミナー
 小谷村商工会主催の「加工商品製造実習セミナー」の一環として、山菜やキノコを用いたピクルス作りがこのほど行われた。試作を重ねてきた各種のピクルスについて評価をし、商品化に向けて意見交換を行った。
 ピクルスは食と農のマーケティング支援を行うキースタッフの内藤善次郎さんを講師に、ウドや山菜、地場産野菜を使った和洋中華風の4種類を試作した。
 セミナーは7月中旬まで6回実施される。