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7月の一覧

2014年7月17日(木)付


ヤギ放牧で荒廃農地解消 大町市の若手職員有志団体
 大町市で、荒廃農地にヤギを放牧し農地再生につなげる取り組みが始まっている。若手市職員ら有志でつくる大町市耕作放棄地有効活用促進団体(金原徹代表)が実施。このほど、平野口のアルプス搗精工場南の元ブドウ試験ほ場だった市有地に計6頭のヤギを放牧した。耕作放棄地の解消につなぐ願いが込められている。
 市内では167fの耕作放棄地が広がり課題となっている。ヤギなどの小型草食家畜の放牧を除草に生かすねらい。景観動物としての効果などで地域イメージ向上につながる期待もあり、今後は希望する農地に貸し出していく。
保育園児との交流深める 小谷中3年生が校外学習
 小谷村の小谷中学校の3年生はこのほど、家庭科の授業の一環で小谷保育園で校外学習を行った。園児との交流を深めながら自分たちにも小さなころがあったと、自己の成長を振りかえった。
 数人でグループを作り、全クラスに分かれて絵本の読み聞かせや粘土遊びなどを体験した。最初は慣れないようすだったが、いっしょに活動するうちに手をつないだり笑顔で話しかけたりと、心を通わせていった。
生き物探し農業に触れる 大町 コープながのが「田んぼの学校」
 生活協同組合コープながの(本部・長野市、上田均理事長)はこのほど、田んぼのがっこう「生き物を探そう」を大町市平西原の水田で開いた。県内各地から参加した5家族12人の親子が、自然豊かな田んぼに触れ、農業や田んぼの大切さについて学んだ。
 生き物探しは県内4会場で行い、自然の生き物がいっぱいいる田んぼの大切さを知ってもらう取り組み。会場は大町市花き協会の水田で、化学肥料を使わず農薬も少ない特別栽培米を同組合に提供していて、昆虫などもたくさんすんでいる。
 子どもたちはインタープリター(自然案内人)を講師に、田んぼにすむカエルやトンボなどを見つけ、見せ合って楽しんでいた。
松川作業所でかき氷振る舞い 大町まちなかウオーキングの会

 健康増進など地域づくり活動に取り組む大町市の市民団体・まちなかウオーキングの会は14日、松川村東松川の特定非営利活動法人なかまと・てとてと松川作業所を訪れ、暑い中作業を進める利用者をかき氷で激励した。
 同会によるかき氷の振る舞いは、若一王子祭りにあわせ同会が販売する「こども流鏑馬(やぶさめ)まんじゅう」の箱作りを同作業所に依頼していることから実施。今年で2年目。
地元の名人、達人から学ぶ 小谷小で体験総合学習

 小谷村の小谷小学校でこのほど、村についてさまざまな角度から学び、体験する総合学習「小谷っ子タイム」が始まった。全校児童が地元の名人・達人を講師に、歴史やスポーツ、食べ物など6つの分野からなる「探検隊」と名づけた縦割りのグループに分かれて校内外で実施。
 初回は大網の伝統食・笹(ささ)ずしを作ったり、小谷村のご当地体操・小谷ダンスを楽しんだり、古代の装飾品・勾玉(まがたま)作りを体験したりと、ものづくりやスポーツで学びを深めた。
登山道草刈りトレーニング 大町高山岳部が鍬ノ峰整備
 大町市の大町高校山岳部はこのほど、同市常盤の鍬ノ峰(1623b)登山道を整備した。同校山岳部が切り開いた登山道を、登山者の増える夏山トップシーズンに向けて1、2年生部員や顧問7人が草刈りなどを行い道を整えた。
 鍬ノ峰を常盤仏崎観音寺から登る約4時間のルートは、同校開校100周年の際に山岳部が3年近くかけて開拓した。鍬ノ峰はササが多く、手入れをしないと登山道がなくなってしまうといい、毎年、トレーニングを兼ねた登山道整備を行っている。