田舎の暮らしに大喜び JA大北 白馬で夏休みこども村
 JA大北が窓口となって、白馬村を拠点に都会の子どもたちに田舎の暮らしを体験させる「夏休みこども村」が10日まで行われている。今年度も愛知や静岡方面を中心に約300人の都会の子どもたちを受け入れる予定。2泊3日の滞在中、寝食をともにした共同生活を通じ、子どもたちの健全な育成と自己成長を支援している。
 共通プログラムの中でも毎年人気なのは松川河川敷での川遊び。JAでは水鉄砲や魚のつかみどりを企画した。真夏の炎天下でも、水の中はひんやりと気持ちよく、子どもたちは「天然のクーラーだ」と大喜び。放流された魚を素手でつかまえようと、胸まで水につかって奮闘し、岩陰にひそむ魚を見つけてはにぎやかな歓声をあげていた。自分たちで捕った魚は夕食のバーベキューの食材にして全員で味わった。
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8月の一覧

2014年8月6日(水)付


再生エネルギーへ関心を 大町発電施設初の親子見学会
 大町市産業立地戦略室は5日、市内小学生を対象とした親子施設見学会を開いた。今回は初めて、市内の小水力発電や太陽光発電施設をめぐり、新たな地元産業としての再生エネルギーへの関心を高めた。
 市が社閏田に建設した小水力発電施設を見学し、農業用水を利用して約16bの落差で発電し、約300世帯分の電気を作る仕組みなどを目の当たりにした。ソーラーカナモリの北アルプス太陽光発電所の見学や、エネルギー体験教室なども実施。市内の豊富な再生エネルギーの可能性に触れた。
望遠鏡のぞき宇宙体験 大町北小で星空観察会
 大町北小学校はこのほど、児童と保護者を対象にした星空観察会を開いた。参加者たちが校庭に設置された天体望遠鏡をのぞき込み、月のクレーターや土星のリングなど、肉眼では見られない宇宙のロマンを体験した。
 観察会は理科教諭であるコ原嗣久校長が、教育の経験と趣味の天体観測を生かして、子どもたちの好奇心を育む場を用意しようと、同じく宮沢和明さんと企画。自前の望遠鏡などを用意し、四季の星座や天体現象を観察している。
 参加者は校長の案内を聞きながら、望遠鏡で最大120倍に拡大された星空を観察。白く輝く月のいびつな地表や、土星と周囲に光る衛星タイタンなどをとらえ、「すごい。見えた」「うわあ、きれい」と興奮していた。
大町わっぱらんど市内園児招く ニジマスつかみ捕りに歓声
 青木湖・姫川・木崎湖・北安中部の漁業協同組合からなる大北漁業協同組合連絡協議会(猿田勝文会長)はこのほど、大町市平上原の「わっぱらんど」に市内の保育園児を招き、魚のつかみ捕り体験を行った。
 淡水魚に触れ親しみ、環境保全の意識を育む場にと市内の保育園を巡回して実施している。今年は若宮町のはなのき保育園年長児23人が、放流したニジマス300匹を追って歓声を上げた。
 わっぱらんどの親水公園は高瀬川支流の籠川から水を引き、昔稲作などに使う水の温度を上げるための施設だった場所。水は冷たくこの日も15度を下回っていたが、子どもたちはものともせずに水しぶきを上げていた。
大町のりんご楽しみに JA大北 オーナー制度2年ぶり開園式
 JA大北(山田高司組合長)はこのほど、本年度の「りんごオーナー」開園式を大町市のJA大北会館アプロードで開いた。昨年は凍霜害で中止となったため、2年ぶりの開催。全国各地から集まったオーナーや農家約300人が交流を深めた。収穫の秋には全国のオーナーに大町のリンゴが届く。
 オーナー制度は、収穫体験を通して生産者と消費者との交流を深めるグリーンツーリズムの一環として、大町市内のリンゴ農家が中心となり昭和58年に始まった。ことしは2年ぶりながら、14の農園に都市部などから382本の申し込みがあった。
 開園式では、アトラクションとして美麻源流太鼓子ども会が勇壮な演奏で歓迎。契約している各園主のリンゴ園を訪れ、自分の木と対面。園主のもてなしで交流も深めた。
野球中南信代表「チーム一丸に」 池田北安南リトルシニア町長表敬
 北安曇郡と近郊の中学少年硬式野球チーム、北安南リトルシニア(久保田稔会長)は、8日から北海道で開かれる第3回リトルシニア東日本選抜野球大会に信越ブロックの中南信代表の1チームとして初出場する。選手らは1日、池田町役場に勝山隆之町長を表敬訪問した。
 同チームは伊藤昌志監督のもと、松川村の馬羅尾グラウンドで練習に励んできた。7月6、12日に茅野市で行われた予選大会で3戦全勝し、出場の切符を手にした。勝山町長は「町としても応援します。仲間を大事に上を目指してほしい」と激励した。