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8月の一覧

2014年8月10日(日)付


水のまち大町魅力触れる 食とアートの廻廊始まる
 水のまち大町市の魅力をアートの力で発信する「信濃大町食とアートの廻廊2014」が9日、始まった。プレミアムツアーの初回には、県内外から33人が参加。アートディレクターの北川フラムさんの案内で、アートや食を通じて大町の魅力に触れた。
 参加者はバスに乗り、市内7か所に設置された作品を回った。宮の森自然園と大出溜池の林では、平田五郎さんの「みなもの風景」を見学。流水の中に波紋模様を彫ったガラスや、立方体から水が噴き出すような作品が森の中に置かれた。豊かな湧水が流れる林やホタルが棲む清流などの作品のイメージに触れ、参加者は周囲の景色から物語を見出していた。
被災地復興支援選手招く おおまぴょんカップサッカー大会
 東日本大震災の被災地復興を支援する「おおまぴょんカップ女子サッカー大会」が9、10の両日、大町市運動公園で開かれている。練習場所の確保などに苦慮する福島県のチームを招き、選手たちが熱戦を繰り広げながら互いの交流を深めた。
 大会は市教育員会や市サッカー協会などが実行委員会を立ち上げ、3年前から開催している。ことしは福島の2チームを含め、県内外から中学生以上の選手でつくる12チーム約270人が出場。4ブロックに分かれて予選リーグを戦い、各ブロックの同じ順位同士でトーナメント戦に挑む。
現場で砂防の大切さ学ぶ 大町北陽建設が小学生見学会
 大町市社の北陽建設はこのほど、同市平の鹿島川工事現場で小学生の現場見学会を開いた。大町北小5年生72人が、災害から河川と流域を守る砂防工事の大切さを学んだ。
 工事現場は、鹿島川砂防林下流床固め工。河床で8600万立方bの土を掘り、コンクリートの壁を作り、川底の土砂が削られるのを防ぎ、川の傾きを安定させる工事。
 見学会では、松本砂防事務所の渡辺政信副所長が砂防事業の目的や効果について解説。同社の案内でコンクリート打設の施工現場を見学し、工事の流れについて学んだ。重機やラジコンヘリの体験、土石流3Dシアターの視聴や降雨体験機などで、災害の恐ろしさや工事の大切さに触れた。イワナも放流した。
ライチョウや北ア紹介 東京で大町山博PR
 大町市の市立大町山岳博物館が剥製や資料などを提供した企画展が31日まで、東京都の板橋区立エコポリスセンターで開かれている。ライチョウの生態や北アルプスの環境を紹介している。
 山の生き物をテーマにした展示は、同博物館のライチョウの剥製やパネルの展示に加え、手づくりの北アルプスの模型もお目見え。大町市関連のパンフレットも設置し、市や同館のPRも行っている。
輪になって夏祭り気分 大町の鹿島荘で納涼祭

 大町市大新田町の北アルプス広域連合養護老人ホーム鹿島荘(大日方宗仁所長)と大新田町自治会は6日、納涼祭を開いた。利用者は住民たちと楽しいひと時を過ごした。
 利用者の家族や地域の住民ら約200人が訪れ、輪になって炭鉱節ややまびこ音頭を踊った。仁科台中学校のボランティア生徒も祭りを支え、車いすの利用者らも祭りを楽しんだ。会場には焼きとうもろこしや焼きそばなどの出店が並び、夏祭り気分を盛り上げた。
小谷杜氏ゆかりの蔵飲み比べ 小谷村 酒の道まつり
 小谷杜氏ゆかりの酒蔵の自慢の日本酒の飲み比べと郷土食の食べ歩きを楽しむ初イベント「小谷村酒の道まつり」が9日、小谷村の下里瀬商店街で開かれた。県内外から酒愛好家が多数参加して、オリジナルの試飲用枡を片手に、エリア内に設けられた9つの酒蔵のはしご酒を楽しんだ。
 かつて蔵元で優れた酒の作り手として知られた小谷杜氏の歴史と酒文化を広く伝え、地域活性化につなげようと、地域おこし協力隊や集落支援員らが中心となって企画した。当日は小谷杜氏が酒造りに精励した県内の9つの酒蔵が出店し、純米吟醸、純米生酒、生原酒など、さまざまなタイプの自慢の酒を提供した。地場産の山菜や小谷野豚を使った酒の肴の屋台も出店し、飲み歩きの雰囲気を彩った。