戦争の記録映画上映 制作の吉丸さん大町の観光大使任命
 大町市の住民有志らでつくる「兵事資料を記録する」上映実行委員会は17日、戦争体験を記録したドキュメンタリー映画の上映会をサン・アルプス大町で開いた。市内外から来場した約150人が戦争体験者の証言に耳を傾け、平和の尊さを確かめた。
 会場では安曇野市出身の映像プロデューサー・吉丸昌昭さんが制作した3作品を上映。いずれも大北安曇野地域を中心に、住民の証言を記録したもの。
 吉丸さんは唱歌「早春賦」の作詞家・吉丸一昌さんの孫としても知られる。上映会に先立ち、大町市から観光大使に任命され、「戦争体験者の話を聞けなくなる危機感から、作品作りを行ってきた。映像業界に入り50年の節目に、栄えある大使任命を受けうれしい。映像を通じて大町を全国に発信していきたい」と話した。
非常時のDMAT連携確認 大町病院で大規模防災訓練
 市立大町総合病院で18日、院内大規模防災訓練が行われた。大規模地震災害時に他地域からDMAT(災害派遣医療チーム)の支援を受け入れた場合を想定した初の訓練。災害拠点病院としてDMATや他機関との連携を確認し、課題を洗い出した。
 訓練は白馬村を震源に、マグニチュード7・0、最大震度6強の地震が発生した想定で実施。災害レベルVBを設定してDMAT出動を要請し、停電や断水などのインフラ停止や建物のダメージなどが起きる中、数十人単位の大勢の要救助者を受け入れる場合の対応を訓練した。
 本番さながらの緊迫感あふれる中で、患者の重症度によるトリアージ(振り分け)や処置、院内被害の確認や部署ごとの連携、情報発信などの作業を確認。混乱した中での突発事態にも対応した。
多彩な催し親子で楽しむ 大町市児童センターまつり

 大町市児童センター(松沢京子所長)は17日、恒例の児童センターまつりを開いた。ミニSLや子ども服のリサイクルコーナー、縁日コーナーなどの楽しい催しに幅広い世代の市民が夏のお祭りを楽しんだ。
 雨にもかかわらず、未就園児や夏休み中の子どもたち約200人とその保護者らが参加。400人近い親子連れが同施設内と西公園体育館の2会場にあふれた。
自然園車いすで楽しんで 小谷栂池観光協が無料貸し出し
 小谷村の栂池高原観光協会は今月から、栂池自然園を訪れる人に、車いすで観光を楽しんでもらうための取り組みとして、栂池ロープウェイ自然園駅で、電動アシスト車いすの無料貸し出しを始めた。
 栂池自然園は、標高1850bにある日本有数の高層湿原。グリーンシーズンは雪どけのミズバショウをはじめ、夏の高山植物、秋の紅葉が美しく、毎年多くの観光客でにぎわう。園内はバリアフリーの遊歩道が整備されている。栂池高原駅からゴンドラとロープウェイを乗り継いで自然園に向かう、ロープウェイ乗り場から自然園間は、急こう配の坂道があり、体の不自由な人や高齢者が快適に散策できる移動環境の整備が課題となっていた。このため坂道負担軽減のために、車いすの導入を決めたという。
「東京ソーラン」CD寄贈 長野市の池田さん作 五輪開催の白馬村に

 長野市で音楽教室を営む歌手の池田國藏さんは18日、東京五輪の応援歌として作詞作曲した「東京ソーラン」のCDを白馬村内の小中学校と保育園、幼稚園に寄贈した。同じ五輪開催県として東京五輪の成功を願い、県民をあげてを盛り上げようと、曲の普及に努めている。

2014年8月19日(火)付

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