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2014年8月28日(木)付
いわさきちひろの遺作発見 松川 終戦前の作品松本さんが説明 画家いわさきちひろ(1918〜74)が終戦前に描いたとされる作品が東京都の日本青年館でこのほど発掘された。松川村の安曇野ちひろ美術館の常任顧問で、いわさきちひろの長男・松本猛さんが27日、報道関係者を対象に、発見の経緯と作品の詳細について説明した。 発掘された原画は、戦時中前線の兵士を慰め、士気を鼓舞する目的で発送された「女子青年団だより」の慰問用封筒便せんに描かれた7点。当時ちひろの母・岩崎文江が所属していた大日本青少年団の実践局国防訓練部が制作し、1943年に発行したもの。 作品には牧歌的な農村風景や花をモチーフにしたデザインなどが淡いタッチで描かれている。色感や筆づかい、デザインなどからちひろの作品である可能性が高く、ちひろの遺作で最も古い作品になる可能が高いとされる。ちひろの作品を知る上で貴重な手がかりになりうるとして、さらに研究を重ねていきたいとしている。 |
地域ぐるみで交流深める 大町 ぽれぽれ野の花夏分校 大町市のNPO法人ぽれぽれ野の花(田中俊宏理事長)は23日、「ぽれぽれ野の花夏分校」を同市平借馬の障がい者地域活動支援センター「ぽれぽれそよかぜ」で開いた。地域住民や利用者など約60人が訪れ、バーベキューなど夏ならではのイベントを楽しんだ。 同事業は、地域住民や利用者などを対象に、音楽鑑賞やキャンプなどを楽しみながら地域ぐるみで交流を深めようと毎年開いている。ことし11回目の開催。 |
カヌー操りゴール目指す 大町市平木崎湖カップ大会 第15回木崎湖カップカヌー大会(大町市教育委員会主催、大会長=荒井今朝一教育長)が24日、大町市平の木崎湖で開かれた。市内や県内から大人や小学生23人が出場。選手はカヤックカヌーを巧みに操って水面を滑るようにすすみ、タイムを競った。 同大会は年齢別で100、200bのタイムを競う「カヤックカヌーの部」と自己申告タイムと所要タイムの近さを競う「木崎湖カップ争奪戦」が行われた。 選手は日ごろの練習成果を発揮し、勢い良くスタート。オールの漕ぎ加減や体重移動など左右のバランスをうまくとりながらゴールを目指していた。 |
球技で交流心地よい汗 大町美麻で分館対抗夏期大会 大町市美麻地区恒例の夏期球技大会が24日、美麻小中学校体育館などで開かれた。幅広い世代から総勢約150人が参加し、ゲートボール、ソフトボール、ソフトバレーを種目に分館対抗で争った。スポーツを通じた交流を深め心地よい汗を流した。 ソフトボールには4分館が出場しトーナメント戦を繰り広げた。真剣勝負の中にも、仲間からの野次が飛び交うなど笑い声の絶えない親睦大会となった。 |
畑作で量産体制の確立へ 小谷 山ウド農地に定植 小谷村の特産推進室は、「奥山で採る」から「里山で育てる」をキーワードに、北小谷耕作組合の全面協力のもと、来馬地区の農地で山ウドを作付けする事業を手がけている。このほど初めて、苗の定植作業が行われた。同村を拠点に学習活動を行っている東京農業大学の学生が、地域づくりに貢献する「域学連携」の一環として参加し、組合員とともに作業に汗を流した。 |
開館20年の歩み振り返る 池田北ア展望美術館が記念式典 北アルプス展望美術館(池田町立美術館)は23日、開館20周年記念式典と講演会を町創造館で行った。関係者らが参加し、開館20年の歩みを振り返り、文化拠点としての役割を再確認し、今後の発展を願った。 式典では、美術館友の会会長の師岡昭二さんと元美術館運営協議会会長の窪田義信さんに、勝山隆之町長から感謝状が贈られた。新美康明館長は「町民の理解があってこそ。いかに町民に愛される美術館にしていくか、思いをあらたにした」と話した。 |