2014年9月10日(水)付




 各社は独自の企画・催しも実施して毎回好評を博している。「市野屋商店」は明治の初めから10年代ごろまでに建てられた京風町屋造りの母屋などを、福島敏雄社長が案内、解説した。
 「薄井商店」は原始感覚美術祭の一環として、松川村在住の陶芸家・平林昇さんによる「酒の器展」を開催。作品は展示即売され、趣ある片口やぐい呑みが人気を集めていた。
富士山麓を散策 大糸タイムス友の会 日帰りバスの旅
 大糸タイムス友の会(坂中正男会長・会員数111社)は7日、富士山五合目と周辺の日帰りバスの旅を開催。同会会員や本紙愛読者ら約80人が参加し、昨年6月に世界遺産に登録された富士山5合目を散策。山麓の湧水池見学や宴会、温泉を楽しんだ。
 山梨県東南部、富士山麓に位置し、世界遺産構成資産の一部に登録されている忍野村の湧水池「忍野八海」では、国内外の観光客でにぎわうなか、富士山の伏流水が水源とされる8つの透き通った池を見て回った。
 富士河口湖温泉のホテルで昼食宴会を行い、名物のほうとうなど地元の料理に舌鼓を打ちながら懇親を深めた。
伝統の舞や楽隊の奉納 小谷 川内諏訪神社で例大祭
 小谷村の川内諏訪神社で6、7の両日、秋季例大祭が行われた。地元の小中学生による伝統の浦安の舞や楽隊の奉納が行われ、多数の人でにぎわった。
 宵祭りは栂池駐車場特設ステージで子どもみこしや楽隊の演奏、打ち上げ花火など多彩な催しがあった。楽隊は地元の3年生以上の小中学生約30人がそろいのハッピに身を包み、花がさをかぶった華やかな隊列を組んで、神社やステージでこの日のために練習を重ねてきた伝統の曲「ヒャラトロ」「汽車の旅」を演奏した。子どもみこしは観光客らも参加して盛り上がった。
 本祭りではかれんで優雅な「扇の舞」と「鈴の舞」が奉納された。両日とも多くの観光客やアマチュアカメラマンが訪れ、子どもたちの晴れ姿をカメラにおさめていた。


 酒蔵の2階で美術展を毎回開いている「北安醸造」は、松本市在住の二人展『フラワーデザインYUKIKO』『ほっこりCGアート 大沢洋平(ペンさん)』を行った。YUKIKO(本名・蒲生友紀子)さんは「酒蔵の広い空間で、作品を披露する貴重な機会になりました」と話し、プリザーブドフラワーと樹木、造花を使った大型のアレンジメントを制作。赤、白、金色を効果的に配して、あでやかでモダンな花の世界を表現した。
地酒味わいにぎわう大町
三蔵呑み歩き*{通り盛況

 大町市内の酒蔵3社(三蔵)と本通り一帯で6日、「北アルプス三蔵呑(の)み歩き」(同実行委員会主催)が開かれた。三蔵が自慢の地酒を用意して酒蔵の一部を開放、参加者が各社を巡り、本通り一帯に繰り出すイベント。7回目のことしは同日午後3時、各社一斉に樽(たる)酒の鏡開きを行って開幕を祝った。
 三蔵は「金蘭黒部」の市野屋商店、「白馬錦」の薄井商店と「北安大国」の北安醸造。各社は大吟醸酒をはじめ、合計22種類の地酒を提供した。利き猪口(ちょこ)を手にした参加者には、女性、20代のグループや、県外から訪れた人も多く、本通り一帯はにぎわいをみせた。
中学生球児果敢なプレー 池田で大北少年野球大会

 大北少年野球育成協議会(小山千秋会長)が主催する伝統の第61回大北少年野球中学生選手権大会が7日、池田町農村広場グラウンドをメーン会場に開かれた。大北や安曇野市の合同含めた6校の軟式野球部が出場。中学生球児の真剣勝負は白熱した。大町市の仁科台中が優勝に輝いた。
 同大会は、球児の交流通じた技術向上など目的に昭和49年から始まった。当初は1年に1回の開催だったが、近年は春と秋の年2回開催となった。
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