2014年９月11日付

蓮華岳山頂から安全祈願　若一王子神社　奥宮で例祭

　大町市の若一王子神社（竹内直彦宮司）はこのほど、北アルプス蓮華岳山頂にある奥宮（２７９９㍍）の例祭を営んだ。
　神職や総代、登山関係者ら７人が山頂まで登り、居合わせた山小屋関係者らとともに、午前５時20分ころの日の出に合わせ山と里の安全を祈った。
　大町市を見渡せる山頂にある奥宮で、山を切り開いた先人の努力に感謝し山と里の安全を祈る行事として毎年８月下旬付近に行っている。

月夜に太鼓山々に感謝　喜多郎さん｢北ア奉納太鼓｣

　世界的なシンセサイザー奏者・喜多郎さんを中心に和太鼓を一夜かけてたたく「北アルプス奉納太鼓」が９日夜から翌朝にかけて、大町市美麻の丸山公園運動場で行われた。満月の下で、日暮れから夜明けまで山々への感謝と畏敬の思いをばちに込めた。
　同日は月が最も地球に近づく「スーパームーン」。月明かりのもと、北アルプスに向けて組まれた太鼓を喜多郎さんがたたき始めた。太鼓グループらの演奏や参加者のうちわ太鼓が少しずつ重なり、一夜をかけた祈りの音が山あいに響いた。

避難所の備品活用学ぶ　大町防災担当者向け説明会

　大町市消防防災課は８日、避難所用備品使用の説明会を市役所で開いた。自治会の防災担当者や自主防災会員らが、災害時の避難所運営で役立つ室内用テントなどの備品の使い方を学んだ。
　備品は、プライベートルーム（更衣室・授乳室として使用できる室内用テント）や、室内を区切って家族・グループなどの居住空間を確保できるワンタッチパーティション（区切り）など。参加者は、メーカーの説明を受けながら設置方法を学んだ。

スポーツ通じ地域親睦　池田三地区ソフト交流試合

　池田町中鵜の三地区ソフトボール同好会は７日、恒例の交流試合を会染小学校グラウンドで開いた。中之郷と鵜山、南台の各集落から、30～70代の住民約30人が出場し、スポーツを通じて親睦を深めた。
　大会は約20年前から、若者から年配者までだれもが盛りあがる競技を通じて地域の絆を深めようと開催。各集落でつくったチームが総当たりで勝敗を競っている。ことしは敵味方かまわず飛び交う野次に笑い声が響き、外野の頭を越えるヒットが飛び出すと、大きな歓声があがった。

自転車安全運転呼びかけ　交安協池田支部が看板設置

　池田松川交通安全協会池田支部は７日、自転車の利用者に安全運転を呼び掛ける看板を町内に設置した。自転車通学が多い地域で、子どもたちの事故防止を図ろうと、役員８人が交差点などでの設置作業に汗を流した。
　同支部は小中学校や高校周辺、通学路を中心に町内17か所をまわり、「自転車もとまれ」と書かれた看板を道路標識の下などに設置。今後も範囲を広げ、危険個所を重点に看板の設置を進めるという。

めざせみんなの金メダル　白馬幼稚園で運動会

　白馬・小谷のトップを切って6日、白馬村の信学会白馬幼稚園(池田俊治園長、園児91人）で運動会が開かれた。すがすがしい秋晴れに恵まれ、園児が本番に向けて練習してきた成果を披露した。
　｢めざせ！みんなの金メダル!!にこにこ・のびのび・ぽかぽかの運動会」をスローガンに、園児代表の頑張り宣言で競技がスタート。年中児はかけっこの前に、4月から取り組んできた鉄棒の前回りを披露して成長を見せ、年少児はクラスの友だちと元気いっぱいのダンスを披露した。