松川ちひろ美術館 池工に関連書籍80冊寄贈 生徒手作りのコーナー新設へ

 松川村の安曇野ちひろ美術館は12日、絵本画家・いわさきちひろ(1918〜74)の絵本や関連書籍約80冊を池田町の池田工業高校(田村浩啓校長)に寄贈した。建築科生徒が本棚を製作し、同校図書館にちひろコーナーを新設する予定だ。
 寄贈は、ちひろを知り、ちひろ美術館に興味を持ってもらいたいとの思いから行った。
ものづくりにおける芸術性を追求する同校にとって、ちひろ美術館とのつながりは意義深く、本の寄贈を足がかりに、さらなる交流に期待を寄せている。
白馬村 文化財保護対策を強化 指定史跡「大宮山城址」が一部損壊

 白馬村は12日までに、三日市場地区の村指定史跡「大宮山城址」が、地権者の環境整備によって一部損壊したことを明らかにした。再発防止を目指し、文化財保護に対する住民の意識高揚など、対策を強化する。
 村教育委員会によると山城は戦国時代末期、周辺を統治した沢渡氏が築城。堀の跡など当時の城の形状をうかがわせ、歴史的価値が高く、昭和60年に指定を受けた。
心ひとつに歌声響かす 大町高合唱コンクール

 大町市の大町高校(横川秀明校長)は11日、同市文化会館大ホールで合唱コンクールを開いた。今年で40回の節目を数える歴史あるコンクール。同校生徒会(荒川歩野夏生徒会長)主催。
 全校での校歌斉唱、職員合唱「チェリー」で幕を開け、保護者ら大勢の観客が耳を澄ませる中、約450人の全校生徒がそれぞれの歌声を競った。
 生徒たちはクラスごとに選曲した曲を朝や昼休み、放課後などに練習を積み重ねてきた。心をひとつに歌い上げ、会場に澄んだ若々しい歌声を響かせていた。
日差しに輝く優雅な舞姿 大町 アサギマダラ中綱湖畔に飛来

 長距離の渡り≠する大型のチョウ、アサギマダラが大町市平中綱湖畔の通称「のっぺ山荘」こと、古川孝雄さん宅のフジバカマに今年も飛来。愛好家やカメラを携えた見物客などでにぎわっている。
 アサギマダラはタテハチョウ科マダラチョウ亜科に分類。遠くは海を越え台湾へ到る個体も確認されるなど、珍しい生態から羽に発見日時や場所を記すマーキング調査などが行われている。のっぺ山荘には今月3日、5匹が初飛来して以降10日には200匹を数えた。
 今年は天候不順の影響か花は数も草丈も伸び悩んだが、11日には、フジバカマ周辺を数十匹のアサギマダラが群れていた。優雅な舞姿で羽の模様の浅黄色が日差しを受け輝いていた。
親子でブレスレット作り 小谷 工作教室「どんぐりの森」

 小谷村図書館どんぐりでこのほど、人気の工作教室「どんぐりの森」が開かれた。身近な素材を使って手軽にできる「手作りブレスレット作り」を体験した。小さな子どもと保護者など多数が参加して、オリジナルアクセサリー作りを楽しんだ。
 材料は着られなくなった洋服やハンカチ、リボンなどの端切れ。ひも状にした生地の中から好きな色柄を選んで編みこんでいった。編みこむほどに味のある模様があらわれ「とても端切れとは思えない出来栄え」とうれしそうに完成品を見比べていた。
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9月の一覧

2014年9月13日(土)付


水洗トイレ完成奉告祭 松川村川西の大和田神社で

 松川村川西の大和田神社で10日、社務所の水洗トイレの新設に伴う竣工奉告祭が行われた。平林秀文宮司が建物の完成を奉告し、清めの儀式を行った。氏子総代らが参列し、建物の完成を祝った。
 社務所水洗トイレの新設は、長年の懸念事項だった。5地区(北部・中部・東部・緑町・川西)の区長の理解を得て、各自治組合長や氏子ら約670人から協賛金を募った。8月9日に着工し、このほど完成した。ひと坪強ほどを建て増し、水洗トイレ2つを設置した。社務所のトイレは神事や祭事の際に、参拝者にも広く利用されている。