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9月の一覧

2014年9月18日(木)付


節目祝い村内神社で奉納 松川の安曇節来年90周年

 松川村発祥の民謡で古くから親しまれる踊り「安曇節」の継承活動に取り組む正調安曇節保存会(梨子田公雄会長・会員370人)は14、15の両日、有明山社と細野神社の秋祭りで初めて安曇節踊りを奉納した。来年の安曇節誕生90周年を前に、村内全5神社での奉納を予定し、節目を祝う機運を高めることが狙いだ。
 有明山社での奉納踊りは14日にあり、会員約20人が参加。尺八など生の演奏や歌にあわせ、境内に初めて安曇節の踊りの輪ができた。
将来の進路選択に生かす 松川中2年生が職場体験
 松川村の松川中学校2年生はこのほど、村内や近隣地域で職場体験を行った。産廃物処理業・リサイクル業などを行うGフレンドリー(本社・松川村)では、生徒2人がゴミの収集作業を体験した。
 生徒らはパッカー車(ごみ収集車)に同乗し、両日ともに村内外50か所以上の集積所を回り、ビンや段ボールなどの一般廃棄物を回収した。ビンの詰まった箱を力いっぱい抱え、作業に精を出していた。
 体験は保育園や病院、警察署、駅、スーパーなど、業種の異なる35の事業所で行った。将来の進路選択に生かしてもらおうと、生徒らの希望も考慮した。2年担任の柳澤誠教諭は「いろいろな仕事があることを学び、社会に出ることを考えながら成長してほしい」と願っていた。
地域の安全や五穀豊穣願う 大町 国宝仁科神明宮で秋の例大祭
 国宝仁科神明宮の秋の例大祭が14、15の両日、行われた。15日は神楽殿で氏子青年男子による県無形民俗文化財・太々神楽の勇壮な舞いが奉納され、地域の安全や五穀豊穣を願った。
 神楽は、剣之舞、岩戸神楽、水継、五行之舞、幣之舞、竜神、道祖神の七座で構成。面や装束をつけた青年がおはやしの音色にあわせて舞う。
 ことしは大町市制施行60周年・合併10年や仁科神明宮国宝指定60周年を記念して市文化財センターによる見学会が太々神楽奉納にあわせて開かれた。演目の合間に同センターの島田哲男所長が演目の成り立ちや各所に使われる道具の意味など細部を解説。本殿や宝物庫の見学も行われ、訪れた人が神楽など神明宮の歴史や文化に理解を深めた。
長寿祝い記念品贈る 美麻地区で敬老会

 大町市の美麻地区敬老会がこのほど、地区内のぽかぽかランド美麻で開かれた。75歳以上のお年寄りが招かれ長寿を祝った。
 高齢者を敬い、豊かな老後や生きがいづくりを目的に開催。今年は約100人が参加し、みあさ保育園児によるおゆうぎや美麻小中学校児童生徒による太鼓演奏、38年間連続公演する恒例の養老劇団のアトラクションなどを楽しんだ。

七道面行列のおはらい 切久保諏訪神社で例大祭 白馬村

 白馬村岩岳の霧降宮(きりふりのみや)切久保諏訪神社で15日、例大祭が開かれた。神事「七道面行列」をはじめ、伝統芸能「尾花踊り」、浦安の舞などが奉納され、珍しい祭りを見ようと多くの見物客でにぎわった。
 太鼓を打ち鳴らす大獅子面を先頭に、猿田彦命、天宇受売命らのお面行列は参道を厳かに進んだ。観衆は左右に分かれ、御利益にあやかろうと神妙な面持ちで頭を下げていた。
 地元小学生女子が稲穂に見立てたススキの穂を用いて豊作を祈願する伝統芸能「尾花踊り」や、地元有志による子ども相撲、塩の道太鼓、浦安の舞なども奉納され、祭りを盛り上げた。
「とんぼ祭り」向け体験 池田 安曇養護が校外学習

 池田町の安曇養護学校で作業学習に取り組む中学部の生徒は、手作りの製品を販売する「とんぼ祭り」に向けた校外学習をこのほど、近隣の工場や製造所などで行った。ベンチ班や染め物班などの各班が、見学や体験を通して学んだ。
 牛乳パックで手すきのハガキを製作しているハガキ班の11人は、大町市の松崎和紙工業を訪れ、手すきを体験した。