2014年10月7日(火)付

世代超え歌で祝う 大町市制60周年記念し演奏会
 大町市制施行60周年記念演奏会「北アルプスに響け!合唱とオーケストラによるふるさとの歌」(北アルプス第九を歌う会主催)が5日、市文化会館で開かれた。大町ゆかりの作曲家・飯沼信義さんの作品集を、地元出身の音楽家や市内小学生らが歌い、世代を超えたステージで節目を祝った。
 演奏会では第九を歌う会や市少年少女合唱団、大北管内の小中学校合唱団などが、松本室内合奏団のオーケストラで組曲「アルプス讃歌 われ山に向かいて」を10年ぶりに披露、郷土をたたえた。ステージが一体となった迫力ある歌声に、来場した約800人から大きな拍手が響いた。
18号大北に被害なく 台風一過 青空広がる
 大型で非常に強い台風18号は6日午前、長野県に最接近した。大北地域にも大町市、池田町、松川村に大雨警報、雷や洪水などの注意報が発令されたが、午後1時には警報等は解除された。
 大町市では、午前7時に7・5_の降水量を記録したが、正午にはやみ、青空が覗いた。午後1時37分には最大瞬間風速14・1b(毎秒)を記録するなど、強い風は続いた。
 土砂災害などの注意を呼び掛けているが、午後2時現在、被害の情報はない。
 JRは東京・名古屋方面の特急が運休となったが、大糸線は始発から通常通り運転した。
紅葉の白馬≠ナ最後飾る ギャラリー八方ぶらんしぇ閉館に

 白馬村の文化情報発信の場として親しまれている、八方の「ギャラリー八方ぶらんしぇ」が、今月限りで閉館することとなった。最後の展覧会として26日まで、長野市在住の写真家・長谷川守さんによる写真展「秋・白馬の渓(しろうまのたに)」が開かれている。運営する千葉修一さん、和代さん夫妻は「最後の展示なのでぜひ足を運んでください」と来場を呼びかけている。
不用食器をリサイクル 池田町の女性有志がボラ

 池田町の女性有志らでつくる「不用食器リサイクル実行委員会」は5日、不用食器の回収とリユース市を町福祉会館駐車場で行った。160人余が来場し、4dのリサイクル食器を回収した。
 あいにくの雨模様の中、約20人の会員らが回収作業に駆けつけた。リサイクル可能な食器か否かを判断し、てきぱきと色ごとに分別。汚れを落とす作業にも精を出した。段ボールを抱えた住民らが次々と訪れ、年代物の食器を前に、会話の弾む光景も見られた。
臓器移植への理解呼びかけ 推進月間合わせ大北でも

 臓器移植普及推進月間(10月1日〜31日)にあわせ、街頭キャンペーンが5日、県内各地で行われた。大北地域でも病院職員や透析患者らが大型スーパーの店頭で、臓器移植や臓器提供への理解を呼びかけた。
 大町市のビッグ大町店では大町病院腎友会や大町保健福祉事務所、大町ライオンズクラブなどから12人が参加。新しい健康保険証や免許証などの裏面に導入されている臓器提供の意思表示記載欄や、意思表示カードを紹介し、「『する』『しない』に関わらず家族で話し合い、臓器提供を考えるきっかけにしてほしい」とアピールした。
小谷村の鎌池 錦秋迎える
 紅葉の名所として知られる小谷村の鎌池が錦秋の時期を迎え、多くの行楽客でにぎわい始めた。同所は標高1190b、周囲がブナの原生林に囲まれた大自然の中にあり、深緑や紅葉シーズンのカメラスポットとして有名。
 1周2`の遊歩道を歩くと、ナナカマドやブナなどの広葉樹が赤や黄色に色づき、水面に鮮やかな色を映し出している。訪れた観光客や写真愛好家が、自然が作り出した美しい色彩を前に、盛んにカメラのシャッターを切っていた。
 やや冷え込んだ風のない早朝には、朝日や霧による神秘的な風景が楽しめる。地元の人によると、中旬ごろに最盛期を迎える見込みという。
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