2014年10月22日(水)付

ふるさと歌謡CD発売 「大町おどり」「恋して大町」

 歌謡曲を通じて大町市を活性化させようと、「大町おどり」「恋して大町」のCDがキングレコードから全国発売されている。作詞した岩淵順子さんと、歌手の清澤まきさん・長女の白木まみさんの親子が21日、市役所で会見した。
 両曲はふるさと歌謡を手掛ける岩淵さんと大町の縁でつくられ、歌手は「折弁」のカラオケ大会などで大町と縁が深かった清澤さん・白木さんの親子に白羽の矢が立った。昨年9月に開いた大町市地域活性化イベント・大泉逸郎歌謡ショーで発表され、ことし5月にCDとなった。
大町市 震災備え気持ち新た 相生町公民館に地震体験車
 大町市相生町(荒井良治自治会長)の公民館で21日、県が県内各地に貸し出している地震体験車の巡回指導が行われた。地区住民や同地区内のかえで保育園園児らが地震の揺れを体験。震災へ備え気持ちを新たにした。
 大町消防署員2人が指導にあたり、幼児クラスの34人と地域の人たち10人ほどが震度3から7までの揺れを体感した。大きな揺れに声を上げたり、泣き出す子どもたちもあった。体験車から下車した人らは口々に「緊張した」「怖かった」と話していた。
 同園では体験車の乗車に先立ち避難訓練を実施。中島恵里子園長は「地震の怖さを知って備えてほしい」といい、保育士らも中越沖地震や関東地震を想定した揺れの大きなプログラムに率先して乗車し有事に備えた。
園児が育てた野菜使い 小谷保 親子料理教室でカレー作り

 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長)でこのほど、年長児18人が自分たちで育てた野菜を使って保護者といっしょにカレー作りを行う「親子料理教室」が開かれた。
 地元の伊折農業生産組合のお年寄りとジャガイモを共同で栽培し、育てる楽しさと作る楽しさから、地産地消の重要性を次世代の子どもたちに伝える食育の一環。食生活改善推進協議会のメンバーの指導と保護者の手助けを受けながら、カレー作りに取り組んだ。
園児松崎和紙に触れる 大町美麻市≠ナ紙すき体験

 大町市美麻の「ぽかぽかランド美遊」で19日、美麻市(いち)が開かれた。同市社松崎の信州松崎和紙工業職人、腰原修一さんの手ほどきで、みあさ保育園児たちが紙すきを体験した。
 美麻市は道の駅を中心とした地域の活性化を目的に開かれ、特産品などを販売するほか、太鼓演奏なども行われた。松崎和紙による紙すき体験は毎年1度実施され、この日は年中児7人が保護者とともに訪れ、自分たちのオリジナル絵本を作るための表紙作りを行った。
鮮明な天の川に歓声 黒部ダムライトアップと星空鑑賞会

 大町市のくろよん50周年記念事業実行委員会は18日、立山黒部アルペンルートの「黒部ダム」ライトアップと星空鑑賞会を開いた。県内外から約100人が参加。天の川や流れ星など「下界」ではなかなか見ることのできない満天の星空を黒部ダムとともに満喫した。
 暗闇のなか、保守点検用の水銀灯に照らされた黒部ダムが姿を現し、普段とは違った幻想的な様相をみせた。国立天文台准教授で信濃大町観光大使の縣秀彦さんによる星空鑑賞では、この時季に見える星座について解説。人工衛星が動く様子や鮮明な天の川などを見ることができ、参加者からは歓声が上がっていた。
いじめやけんかはしない 小谷保育園で人権啓発活動
 小谷村、大町人権擁護委員協議会、長野地方法務局大町支局はこのほど、人権啓発活動を同村小谷保育園で実施した。同会のメンバーによるペープサートを使った絵本の読み聞かせや、人権イメージキャラクターの「人KENまもるくん・あゆみちゃん」との交流で、園児たちに優しい気持ちを持つことの大切さや思いやりの心を伝えた。
 ペープサートはいじめや仲間はずれを題材にした絵本の「ノンタンぶらんこのせて」を演じた。人権を侵害するいじめは絶対に許されない行為であることに気づかせるとともに、謝られたら許し、お互いに仲直りすることの大切さも呼びかけた。
 終了後は人権擁護キャラクターと一緒に歌ったり踊ったりしながら「いじめやけんかはしない」などと約束し、人権について理解を深めていた。
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