2014年10月25日(土)付

今後の取り組みと方向性 大町市インバウンド推進協研修会

 大町市インバウンド推進協議会(会長=牛越徹大町市長)の推進委員会は21日、研修会を市役所で開いた。会員ら約20人が出席し、現在の海外観光客誘致の状況や今後の地域の取り組みを学んだ。
 研修は、県観光部国際観光推進室の小松幹典さんを講師に行われ、「インバウンドは地域によってマーケット状況が違う」と解説。「為替レートの影響や飛行機の席数が増えたことなど東南アジアやオーストラリアからの観光客は伸びている」としながらも「『そこにしかないもの』をアピールしなくては、地方にはなかなか訪れない」と強調。「地域にある素材を見つけ出し、ブラッシュアップ、差別化する意識をもって」と呼びかけた。
エネルギーの自給自足は フォーラム白馬 初の開催
 白馬村の「グローカル・リサーチ」(渡辺俊夫代表)は23日、自立した地域づくりを模索する初めての「フォーラム白馬」をウイング21で開いた。地域の豊かな森林資源を生かした木質バイオマスに理解を深め、エネルギーの自給自足を考えた。
 村内の住民や観光関係者ら14人が出席し、木質ペレット推進協議会の佐藤靖也理事を講師に、木材を原料にした粒状の固形燃料「木質ペレット」を学んだ。給湯や暖房などの燃料として、化石燃料と比べ安価なランニングコストで運用できるという利点を紹介した。
 会合では木質バイオマスの普及により、森林の保全や新たな産業の創出、二酸化炭素排出量の削減などが期待できると説明。課題となる安定供給について、森林整備と燃料製造、消費が循環する社会の仕組みづくりが必要とした。
乾燥野菜使い料理工夫 小谷で地産地消セミナー

 地域農業への理解を深め、地産地消、特産開発の推進と人材育成を目的に、北安曇農業改良普及センターと小谷村の農村女性らのグループによる「小谷村地産地消セミナー」の第3回目がこのほど、開かれた。
 初回に村の女性グループ、ひまわりの会から学んだ乾燥野菜を使って多種多様の料理を作り、自給野菜を無駄なくおいしく食べる工夫を学んだ。
横川照子野うさぎ教室展 27日まで 大町のギャラリーねむの木で

 大町市大原町のギャラリーねむの木で27日まで、「横川照子野うさぎ教室展」を開催中。作品発表の場にと開かれ7回目。古き日本の良さがあふれるちりめん細工や創作人形が来館者を楽しませている。
 ちりめん細工の生徒21人と人形作りを習う6人、講師の横川さんの作品が華やかに並び、心躍る空間が広がった。ちりめん古布などで仕立てたきものを着た人形や「おとぎ犬」「鯛車」などの日本の古いおもちゃ、節句のつるし飾りなどさまざま。
 開館は午前10時〜午後5時(最終日は3時)まで。
大町 児童センターで教室 ビーズ工作で物づくり体験

 大町市児童センターでこのほど、大町西小児童クラブの子どもたちを対象とした「ビーズ工作教室」が開かれた。手先の細かい作業を通して集中力や持続力を養い、出来上がったときの達成感、満足感を味わってほしいと初めての開催。
 同市俵町の横山和代さん(38)を講師に、下校後の子どもたちが次々と参加。アクリルビーズを星型のモチーフに加工するビーズ工作に没頭した。手先の器用な児童が早々と完成させると周囲から「ここはどうするの?」「私も形になってきたよ」と声が飛び交っていた。
古着の無料回収も実施 エーコープ白馬店で展示即売会

 白馬村のエーコープ白馬店ハピアでこのほど、JA大北北部地区秋の大展示即売会が開かれた。ことしの豊作と、店舗の日ごろの利用に感謝を込めて、地域住民や買い物客との交流を深めようと毎年行われている。収穫したての農産物や加工品、生活用品、工機などの販売ブースが並び、来場者でにぎわった。
 ことしは初の取り組みとして、古着リサイクルの無料回収が実施された。家庭で不要になった衣類や布製品を回収し、アフリカ、東南アジアなどの発展途上国で衣料品として再利用する取り組み。
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