2014年11月29日(土)付

被災地で詐欺被害懸念 大町署などが注意呼びかけ
 震災後、被災地で義援金募集を装ったり家屋の高額修理を請求するなど詐欺、悪徳商法の被害が増えることから、大町署や大北防犯協会連合会は「防犯速報」としてチラシを作成し、地域住民に注意を呼びかけている。
 東日本大震災など過去の災害では、県や自治体の職員、調査員などを装い、家屋の修理費や生活費の融資を持ちかけて返済保証金名目の金銭を要求するものや、ボランティアを装って工事の勧誘や片づけを手伝った後に高額の請求をする事例などがあったという。被災地域以外でも、住民から寄付金や義援金を集める名目で金銭をだましとるなど「便乗商法」があり、警戒が必要。
「白馬ガレット」振る舞い ふれあいセンター避難住民に

 白馬村の白馬商工会は28日、村保健福祉ふれあいセンターの避難住民に、新たな特産品「白馬ガレット」を振る舞った。認定職人のクレーピエたちが地元産のそば粉を使い、住民たちの目の前で調理、暖かな作り立てを提供した。
 センターでは職人たちが、クレープ用の鉄板に生地を広げ、卵とハム、チーズをのせて焼いた定番の「コンプレート」を調理、アクセントにトマトとシカ肉を加えた。被災者たちは作り立てならではのカリカリとした生地の食感と素材の味を楽しんでいた。
必要な支援の相談を 大町市社協が災害ボラ窓口開設

 大町市社会福祉協議会は28日までに、神城断層地震で被害に遭った市内被災者からの災害ボランティア相談窓口を開設した。
 市内でも美麻地区を中心に家屋などに被害が出たことから、家の中の片付けやごみ出しなど、支援の必要な人に相談するように呼び掛けている。
伝統食材えごでスイーツ 大町 塩の道ちょうじやで料理講座

 大町市八日町の塩の道ちょうじやで26日、郷土の伝統的な食材「えご」を使ったお料理講座が開かれた。 ちょうじやでは、えご料理のレシピコンテストやレシピ集の発行などを行っている。伝統食材の魅力や斬新な活用法が話題を呼び、市民のニーズにこたえる形で開催した。
遊びながら英語に親しむ 池田保育園ALT招き教室
 池田町の池田保育園(遠藤寿子園長)は26日、英語教室「えいごであそぼう」を開いた。クラスごとに約100人の園児が、楽しみながら英語に親しんだ。
 同町のALT(外国語指導助手)のミドルブルック・みどりさんが講師を務めた。年長のクラスでは、全て英語で進められ、体の部位の名前を声に出しながら、リズムに合わせて頭や顔に触った。園児は速いリズムの動作にも、元気いっぱいで楽しんでいた。
 本年度から始まった同教室は年7回の実施。すでに英語に慣れ親しんだ子どもたちは、「楽しい」「英語好き」と、目を輝かせていた。
大町北高生の力作180点 大町 いーずらで市内学校展
 大町市教育委員会が同市仁科町のギャラリー・いーずらで開いている市内学校展は12月1日まで、大町北高の生徒による作品を展示中。書道やポスター、塑像など180点余が並んだ。
 文化祭「白樺祭」の色鮮やかなポスターや、好きな楽曲の詩を書いた書道など、若々しい元気さがにじみ出る作品から、木彫のティッシュボックス、弥勒菩薩や仏頭の石膏取り塑像、書道部による掛け軸など多数展示。生徒たちの活動の様子がうかがえる内容となっている。
 学校展は5日からの大町高校に続き、12日からは大町北高校・大町高・白馬高校3校の美術部が合同で出展する「二次元展」を予定する。
トップページ 11月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2014 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.