2014年12月5日(金)付

白馬小谷に本格的降雪 八方尾根スキー場 5日一部オープン
 冬型の気圧配置となった影響で、神城断層地震の被災地・白馬、小谷両村は4日、まとまった降雪に見舞われた。復興作業への影響が懸念される一方で、冬の観光産業にとって恵みの雪となった。八方尾根スキー場は5日、両村のトップを切って一部オープン。他のスキー場も順次、営業を開始する見込みだ。
 八方尾根スキー場は、上部に位置するパノラマゲレンデ約700bが滑走可能となる。八方尾根開発執行役員で企画営業部長の平林博文さんは、震災によって懸念される風評被害について「スキー場がオープンしたという発信こそが払拭につながる」と捉え、「多くのスキーヤーを集客し地域に活気をもたらすことが被災地の支援になる」と被災地を意識した営業に意欲を見せる。
大町西小6年生が傍聴 市議会定例会の一般質問

 大町市議会12月定例会は4日、一般質問最終日を迎えた。市立大町西小学校6年生47人が傍聴し、身近な暮らしの課題解決を目指す議論を目の当たりにした。
 同学年は社会科の授業で政治の仕組みを学び、東京都への修学旅行での国会議事堂見学や児童会の運営などで議会民主主義に触れている。身近な自治体の議会運営に触れようと、見学に訪れた。前日はケーブルテレビの中継で一般質問の議論を見た。来年2月には議場で理事者に子どもたちが質問する「子ども議会」を実施する。
ゆず湯で身も心も温めて 大町LCが鹿島荘に贈る
 大町ライオンズクラブ(大町LC、遠藤みどり会長)は2日、ゆず風呂用のユズ約10`を大町市大新田町の養護老人ホーム鹿島荘(大日方宗仁所長、入所者57人)に届けた。
 遠藤会長は「お年寄りの方々がゆず湯で身も心も温まってほしい」と手渡し、大日方所長は「毎年、ありがとうございます」と感謝していた。
 鹿島荘では冬至の22日、認知症者介護施設ひだまりの家の風呂で使う予定。
 大町LCは同日、こどもの難聴早期発見のしおりを市保健センターと市立大町総合病院の小児科にそれぞれ100冊を贈った。
身近な素材で「森の家」 大町麻倉で図画工作遊園地14日まで
 大町市堀六日町のアート・クラフトの拠点「麻倉」で4日から、「森のクリスマス展〜おうちをつくろう〜」が始まった。身近な素材を用いて制作した「森の家」が並び、物語のような世界が麻倉の2階にあふれる。
 会場には段ボールや木材で作った、木の幹や洋風の実際に入れる「家」や森の動物などの作品が並ぶ。クリスマスを前に、ケーキやツリーも現れる。7日は午後7時から木材で小さな家をつくるワークショップを開催。作品は展示の中に飾り、森に小さな街をつくる。
 メンバー有志でつくる麻倉美術部が企画する参加型のイベント「図画工作遊園地」の一環。ワークショップや、大きな木をかたどった家に絵を描くなどを通して、子どもだけでなく大人にも美術に触れるきっかけとして楽しんでほしいと願う。
お気に入りの一冊手に 池田、会染小 1年生に本のプレゼント

 池田町教育委員会は2日、池田小と会染小の1年生80人を対象に「セカンドブック・プレゼント」の引き渡し式を行った。
 池田小では47人の児童一人一人に、教委から手渡された。中山俊夫教育委員長が「本は心を育てるためにとても有効なもの。いっぱい読んで、元気で明るい優しい心をもった立派な小学生になってほしい」と呼びかけた。
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