2014年12月10日(水)付

説明会や聞き取り調査も 白馬村 飯森で仮設住宅建設始まる

 神城断層地震で、白馬村地震災害対策本部は11日午後7時から、避難生活を送る被災者を対象に、応急仮設住宅に関する説明会を村保健福祉ふれあいセンターで開く。施設の概要や入居後の自己負担などを説明し、被災者が希望する生活再建の方向を聞き取っていく。
観光、物流の大動脈復活 白馬 通行止めの国道148号開通
 神城断層地震による土砂崩れで、白馬村と小谷村間で通行止めとなっていた国道148号が9日、震災発生から17日ぶりに開通した。大型車両の交通規制も解除され、観光交流や物流の大動脈が復活。地域住民たちは復興への足がかりとして期待を寄せる。
 通行止めが解除されたのは、白馬村の岩岳入口交差点から、小谷村の県道千国北城線との交差点までの6・2`。応急工事によって土砂が撤去された崩落現場では、片側交互通行となっている。
 白馬村内の観光関係者は「国道が開通したことで、観光客が安心して来村できる。風評被害の払拭につながれば」と話した。
シーズン中の安全願う 栂池高原観光協が祈願祭

 小谷村の栂池高原観光協会は6日、同スキー場の鐘の鳴る丘ゲレンデで安全祈願祭を開いた。村内スキー場関係者らが出席し、先日戸隠神社で雪ごい祈願して頂いた御神水をゲレンデにまき、シーズン中の安全と多くの来客を祈願した。
 県北部を襲った地震は、スキー場方面に大きな被害はなく、同スキー場は順調な降雪に恵まれた。村の基幹産業である冬季観光の盛り上げを復興への原動力につなげようと、5日にオープンした。
子どもの力作160点 池田生坂 北ア展望美で展示
 池田町の北アルプス展望美術館(町立美術館)は恒例の「池田・生坂児童生徒作品展2014」を14日まで開いている。池田、生坂両町村の小・中学生、養護学校、福祉施設の子どもたちの感性光る力作約160点を一堂に展示している。
 会場には大胆な構図や独特な筆づかいで描かれた風景画や静物画をはじめ、切り絵やポスター、ブロンズなど多彩で個性的な作品がそろう。館長自らが選び、「バランスいいで賞」、「ズームアップで賞」、「シュールで賞」など、個々の作品をたたえる賞を命名。コメントとともに楽しめる。
地域で子どもはぐくむ 大町と平地区で子育てセミナー

 大町市青少年育成市民会議と市教育委員会は7日、大町地区と平地区で、それぞれに地域子育てセミナーを開いた。地元の運営委員会による企画で、地域で子どもをはぐくむ取り組みを共有した。
 平地区は平公民館講堂で、「親子で見て、作って、感じよう!」と題して開催。親子ら約200人が集まった。松ぼっくりや木切れなど、自然の素材を使ったクリスマスや正月飾りのクラフト体験などを親子で楽しんだ。
トップページ 12月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2014 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.