2014年12月18日(木)付

被災者支援に生徒一丸 大町北高生徒会が募金活動

 大町市の大町北高校生徒会(原田優大会長)は16日から、白馬や小谷、大町に甚大な被害をもたらした神城断層地震の義援金の募金活動を市内3か所で始めた。地元大町が被災したことや、同じ学校の中にも被災した仲間がいることなど、心を痛め「何かできることをしよう」と生徒が一丸となり被災者支援に立ち上がった。
 義援金集めは、ザ・ビッグ信濃大町店、西友大町店、JR大糸線信濃大町駅の3か所で22日まで連日行う。
お米日本一″ナ高金賞 白馬村内初下川さん受賞報告

 白馬村の宿泊業・下川隆さんは16日、村役場を訪れ、「第11回お米日本一コンテスト」(同実行委主催)での最高金賞受賞を下川正剛村長に報告した。旅館を営む傍らコメ作りに励み、「お客さんにおいしいコメを食べさせたかったのが、出場のきっかけの一つ。取り組み次第で認められると自信が持てた」と話した。
 コンテストはことし、全国の生産者から過去最多504点の応募があった。タンパク質や水分などを計測する機器審査、米・食味鑑定士やお米マイスターら専門家による官能審査を経て、実行委員会会長賞(特別最高金賞)1点、最高金賞5点を決めた。
子どもプラン活動成果披露 松川児童クラブと教室が発表会

 松川村教育委員会は15日、放課後子どもプラン事業の児童クラブと子ども教室を利用する小学生による「子どもプラン発表会」を村すずの音ホールで開いた。大勢の児童や保護者、住民らを前に、一年間の活動の成果を発表した。
 子ども教室で茶道や演劇、落語など、年間を通じて「継続体験」を行う11のグループが発表。バンド演奏やダンスのステージに、会場は手拍子で盛り上がった。遊びの中から生まれた名人≠スちが、なわとびや一輪車などの自慢の技を披露し、スタッフによる演劇も行われた。
特殊詐欺被害防止を 常盤防犯協とSSTが啓発

 大町市常盤地区防犯協会とSST(セーフティー・サポート・チーム)は15日、年金支給日にあわせた特殊詐欺被害防止を呼びかける啓発活動を、ベイシアフードセンター大町店で行った。常盤地区防犯指導員やSST隊員ら約10人が、買い物客に「振り込め詐欺に十分注意してください」などと呼びかけた。
 特殊詐欺被害や子ども、女性の安全対策を呼びかけるポスターが掲載されたチラシと風邪をひきやすくなる時期にあわせて、マスクを配布。年末特別警戒(1日〜31日)期間中でもあることから、住民の防犯意識高揚を図った。
クリスマス会で励ます 白馬CLS 被災者招き歌のひととき
 白馬村北城のカフェ「ももっか」で14日、同村のコーラスグループ・白馬CLSによる、神城断層地震の被災者を励ますクリスマス会が開かれた。
 夏の終りコンサートで村内の小中学生の合唱団「サマーチルドレン」と交流しているCLSや音楽仲間は、サマーチルドレンのきょうだいの家が震災により大きな被害を受けたことを知った。「両親の大変な気持ちを思い、健気に耐え我慢しているかもしれない子どもたちに、音楽で少しでも元気になってもらいたい」とクリスマス会を企画。
 地元で音楽指導をしている、阿部映江さん、宮田満珠子さんの尽力で会場を借り受けて多くのメンバーが集い、東京在住のエレクトーン奏者・小寺久美子さん、松川村出身の声楽家・田口多美さんがかけつけた。全員で手作り料理を囲み、歌やゲームで楽しいひとときを過ごした。
未就園児親子季節の行事満喫 大町 子育て支援センターでXマス会

 大町市児童センター内の子育て支援センター(松沢京子所長)は16日、毎年恒例のクリスマス会を開いた。未就園児親子約25組が参加し、保育士らの人形劇や演出で、季節の行事に親しむひと時を楽しんだ。
 職員や保育士らによるリズムダンス、大型折り紙のブーツ作り、メロディーベルでの「きよしこの夜」の演奏、サンタクロースからのプレゼントもあった。サンタの衣装を身に着けた子どもたちの姿も目立ち、親子でクリスマスムードを満喫していた。
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