2014年12月19日(金)付

大雪で国道が通行止 大北地域 20日以降も警戒を

 冬型の気圧配置の影響で18日朝にかけて、県内の広い範囲で大雪に見舞われた。前日に引き続き大雪警報発令中の大北地域では、週末からの断続的な降雪で、同日午前9時までの積雪量は小谷村の小谷温泉で180a、白馬村佐野で145a、大町市青木で125aを記録。国道148号や市道などの通行止や停電、休園や休校など住民生活に支障が出た。
白馬商工会青年部 オークションで被災者支援 20日上村さんサイングッズも

 白馬村の白馬商工会青年部は20日、神城断層地震で被災した地元住民を支援しようと、チャリティーオークションを白馬五竜スキー場で開催する。村出身の元スキー選手・上村愛子さんも地元の再建に協力しようと、サイン入りグッズを提供した。収益はすべて義援金として寄付する。
小中生の優れた研究たたえる 大町市科学振興賞の表彰式

 大町市の県科学振興会大町支部(支部長=牛越徹市長)は16日、市内小中学生の優れた科学研究をたたえる「大町市科学振興賞」の表彰式を市役所で開いた。学校から推薦された研究や工作の夏休みの自由研究の中から選ばれた、金、銀、銅の各賞に賞状が贈られた。
来年は幸多き年に 小谷村伊折 しめ飾り作りが佳境

 小谷村伊折地区の住民による、しめ飾り作りが佳境を迎え、作業場はひと足早い正月ムードに包まれている。すべて住民の手作り。住民らは「震災などでことしは大変だったが、来年は幸多き年になるよう、願いを込めて、一つひとつていねいに作っています」と話し、製作に励んでいる。
 高齢化の進む集落では、全住民が協力して農業やしめ縄づくりなどを行い、交流をはかっている。
福祉施設3か所に布やマスク 大北法人会女性部・青年部が寄贈

 大北地域の事業所でつくる大北法人会の女性部・青年部は16日までに、大北地域の福祉施設3か所にカットした古布などを寄贈した。
 大町市の特別養護老人ホームカトレアには16日、段ボール2箱分のカットした綿布や3箱分の切断前の布、新品のタオル1箱、マスク400枚を、伊藤松子女性部長と奥村健仁青年部副部長が手渡した。
全国から応援メッセージ 白馬村役場に掲示
 白馬村役場の災害支援室に、全国から神城断層地震の被災者に寄せられた応援メッセージが掲示されている。 福島県会津若松市の謹教小学校は、東日本大震災で全国からの手紙に勇気づけられた経験を振り返り、被害が大きかった白馬、小谷両村にメッセージを贈った。新聞やテレビで神城断層地震を知った児童会のメンバーが中心となり、全校に協力を呼びかけたところ、416通が集まった。
 なかには「会津にも悲しんでいる人がいますが、周囲を明るく元気にさせてくれる人もいます」「一人じゃできないこともたくさんの人と協力すればできます」など心がこもった手書きのメッセージやイラストが並んでいる。
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