2014年12月23日(火)付

19年に一度「朔旦冬至」 大町市平上原の湯でゆず湯
 22日は二十四節気の一つ「冬至(とうじ)」。ことしはさらに旧暦11月1日の新月と重なる19年に一度の「朔旦(さくたん)冬至」という特別な日だった。
 朔旦冬至は、日本で太陽が昇っている時間が1年で最も短い冬至の日に、月の満ち欠けが見えなくなる新月とが重なる日。この日を境に日が長くなり月も現れていくことから、「太陽と月の復活の日」とされ、めでたい瑞祥(ずいしょう)吉日として祝われている。
 この日の風習には、ゆず湯に入ったり、かぼちゃを食したりする。大町市平の市コミュニティセンター上原の湯ではゆず湯を実施し、朝から入湯客でにぎわっていた。
地域の応援に和の音響かせ 大町源流美麻太鼓ばち納め演奏会

 大町市の源流美麻太鼓(合津富吉会長)は21日、ばち納め演奏会「源流からの鼓動26」をサン・アルプス大町で開いた。神城断層地震で地区が被災する中、地域の応援に応え災害に負けず元気を出したいと、大きな和の音を響かせた。
 8年ぶりに演奏するというオリジナル曲「桜伝説」をオープニングに、「JAPAN」「勇駒」「飛竜三段返し」などの曲を披露。練習を重ねたきれのいいばちさばきと威勢の良い掛け声で、会場を魅了した。ゲストの、山村留学生による「山留太鼓」も共演した。
被災住宅倒壊を防ぐ 村民ボラ屋根の雪下ろし 小谷村

 11月22日に発生した神城断層地震で被害を受けた小谷村で20日、村民ボランティアによる被災住宅の屋根の雪下ろしが行われた。地震の影響で地盤や建物が弱くなっていることから、雪の重みによる家屋の倒壊を防ごうと実施。広報無線などで広くボランティアを募り、役場職員や村民60人余が参加した。
 被災した住民から希望を取り、中小谷、土谷、中谷地区で家族の立ち会いのもと、雪下ろしを行った。
落語やマジック楽しむ 松川風まんだら パッサージュ寄席

 松川村の落語グループ「まつかわ落語会・風まんだら」(太田幸一会長)は20日、同村すずの音ホールで、パッサージュ寄席を開いた。今春から毎月行われている企画で、月替わりに会員がさまざまな落語を披露。訪れた住民が気軽に寄席を楽しんだ。
 同日は、会員による古典落語「ぞろぞろ」、講談「正直俥夫(しゃふ)」やマジックが披露された。
絵と音楽のファンタジー 松川 クリスマスコンサート

 松川村公民館は20日、子育て世代に向けた「canna&Shusuiクリスマスコンサート」をすずの音ホールで開いた。子ども連れを中心に約60人が来場し、ライブや絵本を通して、音楽を楽しんだ。
 canna(カンナ)は、ボーカルの谷中たかしさんとソングライター・キーボードの周水さんによるポップユニット。甘いメロディーにのせたハートフルなライブと「育音(いくお)」シリーズと題し、子育て体験をもとに生まれたファミリーソングや読み聞かせなどを行った。
国内外から被災者応援 白馬でチャリティーオークション

 白馬村の白馬商工会青年部は20日、神城断層地震で被災した地元住民を支援しようと、白馬五竜スキー場でチャリティーオークションを開いた。村出身の上村愛子さんによるサイン入りの愛用品に加え、村内のアウトドア用品店やスキー場などがスキー用品や食事券など40点余を提供。国内外から1日も早い復興を願う多くの白馬ファンが来場し、イベントを盛り上げた。
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