2014年12月25日(木)付

小銭募金被災地や福祉施設に 大町老人クラブ連合会が寄付
 大町市老人クラブ連合会(上條昭雄会長)は24日、会員の小銭募金合計約50万円を、神城断層地震で被災した同市美麻地区、白馬村、小谷村や市内の福祉施設に寄付した。
 ことしは神城断層地震の発生で市内の会員も被災したことから、美麻地区の会員16人に計16万円の見舞金を贈った。白馬村、小谷村には各災害対策本部に5万円ずつを義援金として贈った。
 例年にならい、市社会福祉協議会や、市内の公設・NPO法人運営の養護老人ホーム・身体障害者福祉施設5施設に社会福祉向上の願いを込めて贈った。
仮設住宅29日から入居開始 白馬村希望者に近く通知

 神城断層地震で県は24日、白馬村の飯森グラウンドに建設中の仮設住宅について、29日から被災者の入居を開始すると発表した。入居希望者に対して入居決定を、村を通じて近く通知する。
 仮設住宅は家族構成などに応じた単身用の3K、2〜3人用の1DK、4〜5人用の2DKの3種類、合わせて35棟。28日に完成予定だ。年内の完成を目指し、施工業者が1日最大180人を投入し、急ピッチで建設を進めてきた。
親子連れ楽しい一日過ごす 大町図書館クリスマスお楽しみ会

 大町市の市立大町図書館(伊藤悦男館長)で23日、クリスマスお楽しみ会が開かれた。親子連れなど約70人が訪れ、「サンタクロース」からプレゼントをもらい、クリスマスを前に楽しい一日を過ごした。
 同館職員や市民有志でこの日だけ結成するユニット「KASiS(カシス)」が登場し、クリスマスソングやジブリアニメの歌など、子どもが親しみを持つ曲を歌った。サプライズで大町市のキャラクター「おおまぴょん」が登場し、職員が制作したおおまぴょんの歌を会場と歌った。
家族でパーティーメニューを 松川村公民館 Xマスすずの音クッキング

 松川村公民館は23日、すずの音クッキング「クリスマス料理」をすずの音ホールで開いた。生涯学習インストラクターの中牧美郎さんを講師に、クリスマスを演出する豪華な料理をつくった。
 12人が参加し、それぞれ出来上がった4人分の料理を持ち帰った。40代の女性は「パーティー風のメニューを家族で食べたいなと思って」と話し、腕を振るっていた。
被災児童・生徒に役立てて 池田の三校PTA 義援金送る

 池田町の池田小学校・会染小学校・高瀬中学校の三校PTA連合会(平林啓史会長)は、神城断層地震の災害義援金14万5746円を22日、災害対策本部宛てに送金した。
 同じ大北地域のPTAとして何かできることをと、各家庭に呼びかけ、義援金を募った。1週間ほどの間に、朝のあいさつ運動や保護者懇談会などを通して集めた。
 各PTA会長らは口々に「反応がよかった」と話し、平林会長は、「皆さんの気持ちを被災した児童や生徒のためにうまく役立ててもらえれば」と願っていた。
年の締めくくり 対局楽しむ 大町 こども囲碁教室で打ち納め

 大町市のアルプス囲碁村推進協議会(西澤義男)の「こども囲碁教室」は20日、ことしの打ち納めをアルプス囲碁村会館で開いた。
 教室は囲碁のまちづくりを掲げる同市で、囲碁を通じた人間形成につなげようと、毎週土曜日に3か月程度のコースで年3回開いている。打ち納めでは、ことしの締めくくりとして受講者同士や講師との対局を楽しんだ。
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