2014年12月27日(土)付

良い年迎え来年元気に 大北の小中校終業式ピーク

 大北地域の小中学校は26日、2学期終業式のピークを迎えた。大町市の大町東小学校(鈴木桂子校長・児童数219人)では、同日で登校日数86日の2学期を終える子どもたちが、クラスメートらと大掃除に取り組む光景が見られ、待ちわびた冬休みを迎える。
 学年発表では、1、4年の代表児童が「2学期にがんばったこと」をテーマにできごとを振り返った。「マラソンはつらかったけれどがんばることができたと思う」「運動会のソーラン節では練習成果が実り、努力は無駄にならないことがわかった」など印象深いできごとや努力について発表した。
観光地の安心安全守る 小谷栂池に年末年始臨時派出所

 大町署は26日、小谷村の栂池高原に開設する臨時警備派出所の開所式を栂池高原観光センターで開いた。年末年始のスキー観光地の安心と安全を守る。
 派出所は27日から来年1月4日まで、署員2人が詰めて地域をパトロール。スリップによる交通事故やスキー用品盗難などの事件対応、ことしはさらに神城断層地震の余震に備え、災害警戒にもあたる。隣接する白馬交番も4人に増員する。
福祉施設へ米届ける まつかわ農業小学校で栽培

 松川村の営農支援センターは24日、松川小学校3年生が食育活動の一環として、安曇野まつかわ農業小学校(村農業委員会・同センター主宰)で栽培を手掛けた米を、村内の各福祉施設へ贈呈した。児童らと同センター職員が手分けして、村内14施設に140`のコシヒカリを届けた。
 3年ろ組の児童26人は、介護福祉施設孝松館を訪れ、2袋10`のお米を贈呈した。利用者らを前に、「アイガモ農法で育てたお米です。皆さんに食べていただきたいと思います。風邪をひかないで、お体を大切にして長生きしてください」と手紙を読み上げ、伊藤知(さとる)施設長に手紙と「おいしいお米です」のステッカーを貼った米を手渡した。
地域福祉向上に役立てて 池田コンテスト出品米を寄贈

 池田町の農業祭実行委員会と町健康と食と農を考える集い実行委員会は22日、農業祭お米コンテストに出品された同町産コシヒカリ87`を、町社会福祉協議会に寄贈した。両実行委員長を務める田中春輝さんは「生産者自慢のおいしいお米。地域福祉の向上のために役立ててもらいたい」と届けた。
 コンテストは、町内で10月19日に開催した農業祭の中で実施。町内生産者から87点、87`の米が出品された。
地域元気に<Aイデア提案 大町仁中生定住促進施策を市に

 大町市仁科台中学校の3年生(6クラス187人)は25日、社会科の授業で勉強してきた定住促進に関する施策を市に提案した。地域が元気を取り戻す思いを詰めたアイデアを市に託した。
 代表者9人が市役所を訪れ、具体的な提案を発表。学年全体のアイデアが詰まった提案書を、牛越徹市長に手渡した。「銀座NAGANOで中学生が協力して観光発信をする」「高齢者や障害者を、市の職員が車で送迎する」「大町の農家が都会へ行って農業指導を行う」「東洋紡跡地に登山やスキー用品のアウトレットを誘致する」など、独創的なアイデアがあふれた。
ひと足早い正月気分楽しむ 小谷保 伊折地区住民が正月飾り寄贈

 小谷村伊折地区の住民は25日、小谷保育園に手作りの正月飾りを寄贈した。園児がひと足早い正月気分を楽しんでいる。
 住民は自分たちが培ってきた昔ながらの伝承の技を生かそうと、稲わらやマコモダケを使って多種多彩のしめ飾りを作り、販売している。製作した作品の一部は、日ごろお世話になっている地域への恩返しの気持ちを込めて、毎年村内の学校や公共施設などに寄贈している。
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