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2014年12月30日(火)付 |
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仮設住宅入居始まる 白馬村 ボラが引っ越し作業支援
神城断層地震で、白馬村の被災者の仮設住宅への入居が29日、始まった。入居者にとっては自宅を失っての年越しとなり、家族だけの住まいが年内に確保でき、安堵(あんど)した表情を浮かべていた。
仮設住宅は完成した35戸のうち33戸に、家屋が全壊や大規模半壊した堀之内・三日市場地区の27世帯76人が入居。村や社協の職員、ボランティア約60人が引っ越し作業を支援し、屋内に家財道具や支援物資などを運び込んでいた。
支援物資は家財を失った被災者用に、洗濯機やテレビ、炊飯器、カーペットなどが用意された。飯森地区の女性農家などでつくる「ひまわりグループ」は被災者の入居にあわせ、手作りの味で支援しようと、野沢菜の漬物を贈った。 |
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火災予防へ一層の注意を 大北各地で消防団年末特別警戒
大北各市町村の消防団は、年末の特別警戒にあたっている。暖房器具など火の取り扱いが増え、空気も乾燥することから火災発生率が高くなる冬期間、各消防団は特別体制を組み、夜間の警戒巡視など通じ火災への一層の注意を呼びかけている。
大町市消防団の年末特別警戒は27日から30日までの4日間で、連日午後9時から午前零時まで、団員が各詰所などに待機し警戒巡視活動を展開する。 |
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おせち料理の縁起物・ブリ 大町市九日町 一木宮坂商店で販売
大町市九日町の一木宮坂商店で29日、おせち料理の縁起物・ブリの販売が始まった。入荷したばかりの富山県氷見産の天然ブリなどが店頭に並び、出世魚にちなんで縁起にあやかろうと、多くの来店者でにぎわった。
同店はことし、10`以上の氷見産や新潟県佐渡産の数十尾を仕入れた。なかには13`を超える希少なものもある。31日まで切り身などにして販売する。 |
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情報伝達システム強化 道の駅おたり 防災の拠点にも
小谷村の道の駅おたりは、施設の機能強化を図ろうと、防災情報収集伝達システムを取り入れている。インターネットを活用し、パソコンでメールを音声化した情報を、トイレに配置した屋外スピーカーで配信するサービス。
伝達システムでは、防災情報をはじめ道路の渋滞、チェーン規制や通行止めなどの交通情報、観光情報など、ドライバーが求める最新情報を配信。道の駅利用の目的が休憩・トイレ利用が多いことから、きめ細やかなサービスが評判を呼んでいる。同施設では「的確な情報発信で村を訪れる人の利便性・満足度向上につながれば」と話していた。
同施設は地域産業・観光交流の拠点として広く親しまれている。地域防災の拠点としても重要な役割を担っており、神城断層地震の際は、住民の避難場所、水や食料、トイレを提供しその機能を発揮した。 |
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若者集い地域考える 信濃大町Youthサミット
大町市出身や市に関心のある若者が集い、地域の未来や活性化について語り合う「信濃大町Youthサミット」(マチサラ実行委員会主催)が28日、JA大北会館アプロードで開かれた。10、20代を中心に地元や都心などからの参加者、スタッフ約100人が参加し、大町の地域づくりに向けて交流し、未来に思いをはせた。
出席者は中学生から社会人までさまざま。サミットにあわせて東京都新宿から大町市まで運行した無料バスでは約30人が訪れた。サミットでは、5、6人ずつのグループでテーブルを囲み、カフェ風の雰囲気で大町でやりたいことなど自由に意見を出し合い、若者ならではの新たな発想で大町の将来を語り合った。大町出身で、教育や農業など各方面で活躍する若者によるトークもあり、大町や自身の活動の魅力を語った。 |
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白馬 願いを込めた巨大門松 松本大和合神社の氏子が寄贈
松本市入山辺の大和合神社(村上典孝宮司)の氏子らでつくる「県内有志信州一昇福門松会」は27日、白馬村八方の霜降宮細野諏訪神社に高さ8・98bの巨大な門松を寄贈した。震災で大きな被害を受けた白馬村が新年を迎えるにあたり、「被災者の皆さま方がうつむくことなく希望(ゆめ)多き福多き年になるよう、見上げていただきますように」と願いをこめて作られた。
信州一門松会は、地元総代会が「信州一大きな門松として名物に」と、新年には同神社に巨大な門松を飾り付けている。東日本大震災の復興のため義援金を送る活動も行っており、ことしは白馬に門松を飾り、村民に良い新年を迎えてもらおうと、村上宮司と総代の市川正治さんが村への寄贈を発案した。
当日は同神社の氏子や、活動に賛同した辰野町の弥彦神社、木曽郡王滝村の御嶽神社の神職ら6人が同神社を訪れ、ほぼ1日がかりで飾り付けた。 |
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