2015年1月3日(土)付

迫力の音色で飛躍誓う 松川響岳太鼓新春初打ち

 松川村の「信濃国松川響岳太鼓」(仲川達也会長)は2日、新春恒例の初打ちを村内の大和田神社で行った。全国大会出場を控えた子ども会のメンバーらが、ことし一年の躍進を誓い、迫力ある音色で新年の訪れを祝った。
 初打ちには子ども会と子ども会OB、大人会のメンバー総勢約50人が参加。神社に参拝した後、境内の舞台上で代表曲の「JAPAN(ジャパン)」や「迅雷の響」などを披露、家族や地域住民ら来場者をわかせていた。
年始のあいさつお届け 年賀状白馬小谷は震災で減少

 大町市の大町郵便局(轟哲好局長)は1日早朝から、職員総出で年賀状の配達を行った。差出人の気持ちが込もった新年のあいさつを、各家庭に届けた。
 ことしは大町郵便局が八坂地区を除く市内全域に、昨年と比べ約1万通多い、37万4000通を配達した。神城断層地震の影響で、白馬郵便局が約2000通減の11万5000通、中土郵便局が3000通減の1万1000通と、前年を割り込んだ。
初詣「穏やかな年に」 各地で新年祝い参拝
 大北各地の神社や寺院などでは二年参りや初詣に訪れた参拝客でにぎわっている。新年を迎え、1年の願いを胸に手をあわせる姿が見られた。

 大町市の若一王子神社では1日昼、里帰りの家族で訪れる参拝客の列や、交通安全祈願の車が並んだ。厳寒の中でもおみくじや縁起物を買い求め、災害の多かった昨年を終えて、新たな年の平穏や発展を願う人も多かった。





 池田町の八幡神社では、新年間近かに迫った31日午後11時半ころから参拝客が列をつくった。降雪の影響から出足は鈍かったものの約800人が二年詣りに訪れた。時計の針が午前零時を指すと、新年のあいさつが交わされた。




白銀のゲレンデで年越し 白馬八方スキー場で催し

 白馬村の八方尾根スキー場で大みそかから元旦にかけてカウントダウンイベント(八方尾根索道事業者協議会主催)が開かれた。猛吹雪にもかかわらず、1000人を超える県内外のスキー観光客らが訪れた。無料ナイターや抽選会、神城断層地震復興支援チャリティーオークション、各種振る舞いなどゲレンデを会場とした年越しイベントはにぎわった。
新年祝い復興を願う 白馬 被災者仮設住宅での年越し

 神城断層地震の被災地・白馬村では、家屋を失った住民らが仮設住宅で年越しを迎えた。家族でおせち料理などを囲みながら新年の訪れを祝い、震災からの復興を願った。
 仮設住宅には家屋の倒壊などの被害にあった、三日市場と堀之内地区の住民27世帯76人が入居。12月31日夕方から雪が降り出したこともあって辺りが静けさを増す中、住民が大みそかを迎えた。




気持ち新たに走り初め 松川、池田で元旦マラソン

松川村元旦マラソン

 松川村健走会(樋井治会長)は1日、第41回元旦マラソンを開いた。村内外から老若男女約130人が参加。元旦の空が白む中、すずの音ホールからから有明山社までを走り初めした。
 参加者は神社まで片道約2`の道のりを往復。気温がマイナス5度を下回るきりりとした冷え込みの中を走った。折り返しの有明山社では初詣を行い、一年の息災を祈り記念写真を撮影した。



池田町元旦マラソン

 池田町体育協会陸上クラブは1日、恒例の元旦マラソンを町内で開いた。子どもからお年寄りまで、町内外から参加した約50人が、走り初めで汗を流しながら、1年のスタートを切った。
 参加者は池田保育園を発着点に、一丁目や花見地区などを経由して周回する、1周約2`のコースを駆け抜けた。ことしは例年と比べ、早めの降雪に見舞われ、銀世界のなかでの開催。陸上愛好家は1周であきたらず、2周、3周と挑戦していた。
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