2015年1月6日(火)付

気持ち新た「一丸となって」 大北各地で仕事始め式


 平成27年の正月休みが明けた5日、大北地域の事業所は仕事始めを迎えた。官公庁では仕事始めの式が開かれ、「あけましておめでとうございます」のあいさつで、新たな年の業務開始に向けて気持ちを新たにした。
大町と白馬800戸停電 降雪で倒木、電線が断線

 降雪の影響で大北地域は4日から5日にかけて、大規模な停電に見舞われた。複数か所で木が雪の重みで倒れ、電線が断線。大町市平地区と美麻地区、白馬村で合わせて約800戸が停電した。
 平地区と白馬村神城地区の一部では4日午後7時15分ころに停電が発生してから、5日午前3時25分ころに復旧するまで、約300戸への電気の供給が8時間余にわたって止まった。
震災の復旧復興に全力 白馬村 仕事始め式で下川村長誓う

 白馬村は5日、仕事始め式を村役場で開いた。神城断層地震からの本格的な復興に向け新たなスタートを切り、職員たちが被災者の生活再建を目指して気持ちを新たにした。
 下川正剛村長は「ことしはがれきの撤去や住宅再建などが本格化する。住民が安心して住み続けられるよう、地域コミュニティが存続できるよう、復旧復興に全力を上げたい」と誓った。
もちついて冬休みの思い出に 大町・松川 国営公園で新春イベント

 大町市の国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で4日、「新春餅つきイベント」が開かれた。子どもたちの冬休みの思い出にと雪遊びに訪れた家族連れが、昔ながらの季節の食文化に触れた。
 森の体験舎では、2回で合計6升、100人分のもちを提供。大北産のもち米と、湧き水が原水の大町のおいしい水を用い、釜でふかしたもちをきねとうすでついた。来場した子どもたちもきねを手に、ぺったんぺったんとやわらかな感触を体験していた。きなこやごま、あんこで味付けし、自分たちでついたもちの味に舌鼓を打っていた。
1年の無事や飛躍を祈願 大町市内各地でどんど焼き

 大町市内各地で4日、早くも小正月の伝統行事「どんど焼き」が行われた。正月に飾った縁起物を燃やし無病息災などを願う行事で、一年の無事や飛躍を祈願した。
 どんど焼きは「三九郎」「おんべ焼き」とも言われ、小正月に行われることが多いが、近年は会社勤め世代の増加や少子化などの影響で、3が日を過ぎて子どもの冬休み中の時期に合わせて実施する地域が増えている。この日は市内でも10か所近くで実施された。
使いやすさ観光客に好評 小谷村ぐるーりMAP完成

 小谷村観光連盟は今シーズンの「白馬山麓小谷村ぐるーりMAP」を作成した。同村のスキー場や歴史文化にちなんだ名所旧跡を紹介するとともに近隣市町村の白馬村や安曇野市、松本市、糸魚川市などの観光名所も紹介。広域的観光振興で地域活性化につなげたいとしている。
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