2015年1月17日(土)付

阪神淡路大震災20年節目 受け継がれる支援の思い
 平成7年に発生した阪神淡路大震災から17日で、20年の節目を迎える。未曽有の大災害に、大北からも多くの支援がなされた。大町市大黒町の「だいこく食品」前社長の上島信一さんは、「当時を忘れてほしくない」と思い返す。
 同社は、関西方面からの修学旅行生の弁当などを担当。ニュースで震災を知り、上島さんには子どもたちの顔が浮かんだ。自社製品のおにぎり3000個を当日中に被災地に向けて、飛行機で送った。
 半年ほど経ったころ、被災地から数通のお礼状が届いた。遠くからの支援に驚き、感謝の気持ちをしたためた手紙に、上島さんは「一口でも食べてもらえた、よかった」と、思いをかみしめた。
 支援の思いは今の代にも受け継がれ、昨年11月の神城断層地震でも被災した白馬村堀之内にも当日中におにぎりを届けたという。
一中生個性的な作品一堂 19日まで大町いーずらで学校展

 大町市教育委員会が同市仁科町のギャラリー・い〜ずらで開いている市内学校展は19日まで、大町第一中学校生徒の作品を展示中。ポスターや家庭科作品など約600点がずらりとそろった=写真。
 「繚乱〜咲き誇れ一中の華たちよ〜」をテーマに開いた「こぶし祭」のポスター200点余が壁面を飾り、まさに色とりどりの花が咲いたような華やかな展示。美術部による油絵、さまざまなステッチでカラフルに仕上げられたスウェーデン刺しゅうなども室内をにぎわせた。
早期復興を応援 県マレットゴルフ連盟 白馬、小谷へ義援金

 県マレットゴルフ連盟は16日、神城断層地震で大きな被害が発生した白馬村と小谷村に義援金を贈った。スポーツを通じた健康や生きがいづくりを図っている県内会員たちが、被災者の元気な生活を取り戻そうと、応援の気持ちを寄せた。
 県連盟は県内の会員約4500人のうち、被災地である両村をのぞく会員から寄付を募り、集まった約80万円を白馬村、約45万円を小谷村に贈った。中信地区連盟でも両村の支部を通じて、被災した会員に寄付金を贈る予定だ。
震災復興誓い意見交換 小谷村商工会が新春賀詞交歓会

 小谷村商工会は15日、新春賀詞交歓会を下里瀬地区のサンテインおたりで開いた。地域を代表する政治や経済などの関係者約80人が一堂に集い、神城断層地震からの一刻も早い復興を誓った。
初春のディスプレイ話題 大町図書館で展示

 大町市の市立大町図書館(伊藤悦男館長)のカウンター横に設けられた大型のディスプレイが話題を呼んでいる。天然のつるをベースに初春の装いを添えた華やかな展示が、来館客らの関心の的となっている。
 ベースは昨年のクリスマスに講座告知用に作られたもので、季節の移り変わりに応じて職員らが手を加えながら飾ってきた。
地域おこし協力隊員が連載 広報いけだで活動を発信

 池田町の「広報いけだ」1月号から、同町に昨年着任した2人の地域おこし協力隊員の取り組みを発信する連載が始まった。隊員の活動を広く知ってもらうことで、隊員と町民とのつながりの深まりや活動の輪の拡大につなげる考えだ。
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