2015年1月24日(土)付

市民目線の行政サービスを 大町総合計画審 外部評価を答申

 大町市総合計画審議会(坂中正男会長)は23日、第4次総合計画後期基本計画の進行管理について外部評価した結果を牛越徹市長に答申した。市政の中でも重要な12項目に、市民目線の意見を伝えた。
 答申内容は、総合計画に盛り込まれた51項目の中から重点プロジェクトを中心に抽出。幼保と小学校の連携など少子化対策やケーブルテレビを用いた災害時の情報共有など高度情報化社会への対応、奨学金制度による医師確保など魅力ある病院づくり、地域との核となる人材の育成での中心市街地の活性化などを盛り込んだ。地域高規格道路については、県のルート決定を見越した事前準備など早い対応を求めた。
観光英語にチャレンジ 白馬高生 現場でおもてなし実践

 白馬高校の選択科目「観光英語」を受講する2年生23人が23日、英会話の実習を村内観光施設で行った。接客のプロや外国人ら地域住民から学んだ「生きた英語」を使い、外国人観光客をもてなし、地域の観光産業にも理解を深めた。
 同校では本年度、県教委が検討している観光学科の新設を見据え、魅力ある学校づくりの一環として選択科目「観光英語」を開講。生徒たちが地域住民を講師に、村内の観光産業の実情や「おもてなし英語」を学んできた。
被災住民顔合わせ喜ぶ 小谷 わさびの会が正月遊び

 小谷村地域包括支援センターと、同村のNPO法人・安心生活支援「こごみ」による介護予防事業「わさびの会」は、今月の活動として正月遊びを実施している。震災の影響で会場となっている公民館が損壊した集落があり、開催を中止した地域もあるが、地域のコミュニティーの場をできるだけ継続しようと利用者の参加を呼びかけている。
 わさびの会は月1回集落の公民館を巡回し介護予防事業を展開。月替わりの催しを企画し、高齢者の外的・社会的交流を支援してきた。震災後も地域の要望を受けて住民の健康増進のため活動を続け、自宅から離れて避難生活を送る人には近くの会場で参加してもらうなど、利用者がこれまでと変わらぬ活動ができるよう尽力している。
園と学校結ぶかけはし≠ノ 松川小児童会 南保育園児と交

 松川村の松川小学校児童会のかけはし委員会は20日、同村の南保育園を訪れ、4〜6年生24人が年長児20人と遊びを通して交流した。園と学校を結ぶかけはし≠ニして続く交流活動。
 園児と児童がペアを組んで自己紹介し、グループになってハンカチ落としと鬼ごっこをした。オニになった人がそっとハンカチを落とし、落とされた人がオニを追いかけた。「頑張れ!早く!タッチ!」などとまわりの声援を受けて、園児と児童らが追いかけ合い、笑顔が広がっていた。
小正月の伝統行事楽しむ 池田 安曇養護学校で三九郎

 池田町の安曇養護学校(下川威校長)中学部の生徒46人は21日、小正月の伝統行事三九郎を同校庭で行った。一年の無病息災や飛躍などを祈願した。
 竹や松で組んだやぐらに、生徒が美術の時間につくった作品や書き初め、だるまなどを飾り付けた。教員が「ことしもいい年なりますように」と願いを込め、点火した。パチッパチッと勢いよく燃え盛る炎を前に、「わぁー」「あったかい」とあちこちで歓声があがった。
仁中生の力作並ぶ 市内学校展い〜ずらで26日まで

 大町市教育委員会が同市仁科町のギャラリー・い〜ずらで開いている市内学校展は26日まで、市立仁科台中学校。書き初めや刺しゅうを施したフォトスタンドなど200点ほどが並んだ。
 同市北原町出身の放浪の俳画人、近藤翠嵐の版画「農作業の四季」を再現した版画カレンダーや、彩りやステッチ(飾り縫い)が個性豊かなスウェーデン刺しゅうのフォトスタンドなど多様な作品が揃い見ごたえある展示となっている。
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