2015年1月25日(日)付

防災意識高め文化財守る 大町防火デーあわせ消防訓練
 「文化財防火デー」にあわせ24日、大町市俵町の若一王子神社で消防訓練が行われた。神社関係者や地域住民、市消防団など約100人が参加し、国の重要文化財に指定されている本殿や県宝の三重塔など重要な建造物を火災から守るため、情報伝達や消火訓練を通して防災意識を高めた。
 国は、昭和24年1月26日に法隆寺金堂壁画が焼損したことから、同日を「文化財防火デー」に定めた。大町市では文化財保護意識を高めようと、市教育委員会や北アルプス広域消防、市消防団が毎年、同市社の国宝仁科神明宮や盛蓮寺の3か所を交代に訓練を行っている。
地元有志に豆腐づくり学ぶ 池田小2、3年担任教材研究に

 池田町の池田小学校は23日、2、3年生担任の教員を対象に、教材研究として豆腐づくりを行った。同町の金の鈴農産物生産組合の袖山光代代表が講師を務め、豆腐の作り方を教えた。
 両学年は、生活科や総合的な学習の時間を使い、畑で大豆や黒豆などを育ててきた。収穫した大豆で豆腐づくりを行っている。豆の収穫量などにより昨年度体験できなかった現3年生は2月に豆腐づくりに初めて挑戦する。
修学旅行の恩返し 小谷 京都の高校生木製玩具寄贈
 スキーの修学旅行で小谷村を訪れた京都府立宮津高校建築科の2年生28人が22日、神城断層地震で被害を受けた村の子どもたちに、手作りの木の玩具やグランド整備のトンボなどを贈った。毎年スキーの修学旅行でお世話になる村が被害を受けたことを知り、自分たちのできることで村に元気を取り戻してもらおうと企画した。東日本大震災の被災地の子どもたちにままごとハウスを贈る活動を実践したノウハウを生かし、修学旅行の直前、1週間かけて玩具や実用品を制作。22日は宿泊先のホテルグリーンプラザ白馬で贈呈式が行われ、松本久志村長と小谷保育園の山田圭佐美園長ら村関係者に、励ましのメッセージとともに手渡した。
仁科台中で恒例の百人一首大会 日本伝統の遊び触れる

 大町市立仁科台中学校(矢口修校長)は23日、毎年恒例の百人一首大会(生徒会主催)を同校内で開いた。1年生143と3年生187人が、日本伝統の遊びに触れるひとときを過ごした。2年生はインフルエンザ流行のため延期された。
 百人一首は12月ごろから国語の授業の一環として取り入れられており、生徒たちは単語帳を使うなどそれぞれ工夫しながら覚えてきた。1年生の廊下には現代風に解釈した百人一首の解説や関連書籍なども展示された。
書棚を明るく彩る作品 大町 西小6年が図書紹介ポップ作成

 大町市の市立大町西小学校6年児童が国語の授業の一環として作成した書籍を紹介する手書きポップ作品が、塩原書店デリシア大町駅前店と市立大町図書館に展示された。子どもたちの作った元気なポップが書棚を明るく彩っている。
震災復興に役立てて 松本ゾンタクラブ 北ア広域連合に寄付

 松本市を中心に女性の地位向上に取り組む松本ゾンタクラブ(鈴木峯子会長)は23日、神城断層地震で被害を受けた大町市・白馬村・小谷村の復興に役立ててほしいと、北アルプス広域連合に10万円を寄付した。
 ゾンタクラブは国際的な団体で、世界中で女性の人権と男女同権、生活向上を目指して取り組んでいる。松本クラブは阪神大震災のボランティア交流をきっかけに県内で初めて発足。県内唯一のクラブとしてチャリティーバザーやコンサートを通じて寄付金を集めていた。
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