2015年2月15日(日)付

冬の大町お宝探し 市制60周年 国営公園 雪を楽しむイベント

 大町市制施行60周年・合併10年を記念し、イベント「信濃大町の冬を楽しもう」は14日、国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で開いた。雪中宝探しやそばの振る舞いなどを通し、子どもたちや家族連れが冬の大町の魅力に触れた。
 雪中宝探しは、雪の中に埋まったカプセルを掘り出し、景品と換えるゲーム。1回あたり定員を超える約60人が参加し、子どもたちは元気に雪と戯れていた。
日本の文化 韓国に紹介 白馬中生、訪日団と交流

 白馬村の白馬中学校は13日、村内を訪れた韓国の中学生との交流会を開いた。生徒が日本の伝統や若者の文化をともに楽しみながらもてなし、両国の友好と親睦を図った。
 韓国の中学生は、日本体育協会の第13回日韓青少年冬季スポーツ交流事業で、村内を訪問した約40人。14日までの期間中、県内の中学生とともに村内で、スキーの技術向上に取り組んだ。地元が歓迎しようと、中学校での交流会を盛り込んだ。
「甘い言葉にだまされないで」 防犯ボラSST 小谷でチョコ配り啓発

 大町警察署直属の女性による自主防犯ボランティアチーム「セーフティ・サポート・チーム(SST)」(岡部康江会長)は13日、小谷村役場とおたり名産館など小谷村の各所で、2か月に1度の年金支給日にあわせた特殊詐欺防止啓発活動を行った。
 メンバーはバレンタインデーにちなみ、特殊詐欺への注意を促すチラシとチョコレートを準備した。来場者に手渡し、悪質化する詐欺の手口や対処法を説明。チョコレートのように甘い言葉にだまされないで、防犯意識を高めてもらうよう訴えた。
食事や入浴でもてなし 道の駅おたり 白馬の被災者招く
 小谷村の道の駅おたりは12日、神城断層地震で被災した白馬村堀之内田頭集落の住民の女性6人を日帰りで招き、食事や入浴でもてなした。
 同地区の女性たちは昔から地域のつながりが強く、毎年12月の第1週を温泉で1年の労をねぎらう忘年会と決めていた。ここ数年は同施設で食事会をするのが恒例となっており、昨年も実施するつもりだったが、予約直後に震災が発生して集落全体が甚大な被害を受けた。
 さらにそれぞれが住み慣れた土地を離れることを余儀なくされ、現在は親せき宅や仮設住宅へ避難し、ちりじりとなっている。同施設では、毎年利用してくれている女性たちに日ごろの感謝を込め、例年通り食事会を楽しんでもらおうと無料招待を企画した。
スポーツのきずなで復興支援 リトルリーグ連が白馬に寄付

 日本リトルリーグ野球協会信越連盟は13日、神城断層地震で被災した白馬村に義援金20万円を贈った。長野・新潟両県の全26リーグが、野球を通じて育んだきずなを被災地の支援に役立てようと、寄付に協力した。
 信越連盟は選手の小中学生たちが、練習試合や公式大会を通じて交流、被災地白馬でも、中南信ブロックのチームが合宿に訪れるなど、地域との親睦を深めてきた。地元の白馬リーグを含めた所属リーグが連盟の呼びかけに応じ、運営費などから寄付金をねん出した。
森林の役割と大切さ学ぶ 大町で大北フォーラム表彰も

 森林の大切さなどに理解を深める「森林フォーラムIN大北」がこのほど、大町市の大町公民館分室で開かれた。上田市のNPO法人やまぼうし自然学校代表理事の加々美貴代さんが「森でつながるいのちのわ」と題して講演。生態系や環境問題に触れながら、森林が存在する重要性をあらためて学んだ。
 加々美さんは、近年崩れつつある生態系のバランスや異常気象の問題を挙げ、「森林は、何気なくあるけれど、生活にはなくてはならないもの」として森林の癒やしの力やエネルギー源となることを解説。「自然のなかには発見がたくさんある。発見を増やして」と話した。林業関係のポスターや巣箱などのコンクール表彰式も行われた。
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