2015年3月4日(水)付

地域の防災力高める 池田 春の火災予防合わせ講習会

 春の全国火災予防運動に合わせ、北アルプス広域南部消防署(相沢進署長)と池田町消防団(山口俊文団長)は初日の1日、防災講習会を同町林中の町多目的研修センターで開いた。町内の各公民館や自主防災会役員など、地域住民とともに行った訓練で万が一に備えた。
 各公民館の防火管理者や自主防災会の役員ら約50人と、センター職員、署員、町消防団らが参加。地震発生とそれによる火災を想定した避難訓練で、住民らはセンターの職員の誘導で避難を体験した。
被災者の孤独感解消に 小谷村中土 住民がカラオケ会

 神城断層地震で大きな被害を受けた小谷村中土地区の住民がこのほど、中土観光交流センターやまつばきでカラオケ会を開いた。カラオケは発声による健康増進や、好きな歌を歌うことによる精神的安定やリラックス効果が大きいことから、歌を通じて地域コミュニティーの場を広げ、被災者の孤独感の解消につなげようと、地域の声を受けて企画された。多数の住民が集い、大きな声で元気に楽しく歌いながら交流を深めた。
合唱で音楽に親しむ 松川ふれあいコンサート

 松川村の音楽グループが集う「第6回すずの音ふれあいコンサート」(同実行委員会・村公民館主催)が2月28日、すずの音ホールで開かれた。7団体から100人以上が出演し、練習の成果を発表した。
 放課後子ども教室「継続体験和に親しむ」の子どもたちが初参加し、祇園小唄を披露した。幼児や小・中学生らが、のびやかな歌声を響かせ、大人たちがおなじみの歌謡曲をしっとりと歌い上げた。全員で「早春賦」と「ふるさと」を歌った。
被災地一日も早い復興へ 大町市社のまとい会が義援金
 大町市社の消防団OBでつくる「社地区消防まとい会」は2月27日、大町市、白馬村、小谷村に神城断層地震被害の義援金を寄付した。
 同会では、1月に開いた総会で会員51人に呼びかけ、義援金を募った。大町市に3万円、白馬村、小谷村にそれぞれ2万円をおくった。
 大町市役所の牛越徹市長のもとに訪れた、飯嶌勝幸会長と矢口博文事務局長が義援金を手渡した。飯嶌会長は「消防団は地域の連携あってのもの。災害では地域での支援が大切になる。被災した方の一日も早い復興を望みます」と話し、牛越市長は「温かい支援をありがとうございます。一日も早く被災者の方にお届けします」とお礼を述べた。
地元素材の草木染め おぉ!まちゼミな〜る
 大町市仁科町のNPO地域づくり工房でこのほど、地元素材を使った草木染の講習が行われた。大町商工会議所が実施する「おぉ!まちゼミな〜る」の一環。
 「おぉ!まちゼミな〜る」はお客様と商店をつなぐまちづくり協働事業≠ニして実施するもので、経営者らの専門的な知識や技術などを伝える少人数制の講座。地域の人に店の特長などを知ってもらい、商店街のファンづくりにつなげる目的。
 市内外から5人が参加。同市大原町の信濃大町草木染め研究会(太谷優子会長)の会員を講師に、ゴールデンデリシャスの果実収穫後の葉を使った染液などで木綿の試験布と絹のストールを染めた=写真。
押し絵や古い人形など 大町図書館で雛飾り展示中
 大町市の大町図書館(伊藤悦男館長)のカウンター横ディスプレーにこのほど、華やかなお雛(ひな)様の展示コーナーがお目見えした。地域伝統の押し絵雛や吊るし雛などの節句飾りが展示され、来館客の目を楽しませている。展示は4月3日まで。
 同市で創作人形や古ちりめん布を使った細工物などの教室「野うさぎ」を主宰する横川照子さんが、自身の作成した吊るし飾りや額装した押し絵などのちりめん細工のほか、所蔵する文化14年の記載のあるものなど貴重な2対のお雛様、七福神など20体の人形を展示した。
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