2015年3月6日(金)付

稚児行列の輦車塗り直し 大町の若一王子神社 60年ぶり姿新たに

 大町市の若一王子神社の奉納祭で稚児行列が引く引き車「輦車(れんしゃ)」が、60年ぶりに塗り直された。5日、清め払いの神事が行われた。ことしの祭りには新たな姿で登場し、稚児や総代らも気持ち新たにお祭りに臨むことになりそうだ。
 輦車は新たに漆が塗られ、黒光りする姿に金箔が光る。荷台には米俵を積む三方が載せられる、全国でも珍しい形という。
山岳観光振興へ団結 大町で北ア山小屋協が総会
 北アルプス山小屋協会(松澤貞一会長)はこのほど、平成26年度総会を大町市の立山プリンスホテルで開いた。28年に施行を控えた国民の祝日「山の日」(8月11日)を追い風に山岳観光の振興を図ろうと、環境整備や安全対策の推進を確認した。
 会合には長野と富山、岐阜の3県の山小屋経営会社や関係企業などから76人が出席した。全国「山の日」協議会事務局長で日本山岳ガイド協会理事長の磯野剛太さんによる講演で、東京オリンピックと山岳観光の連携を視野に、外国人登山者の増加に備えたガイドの育成などを提案した。
専門家から「税」を学ぶ 大北法人会女性部がセミナー

 大北法人会女性部(伊藤松子部長)は3日、本年度最終事業「春の女性セミナー」を大町市平のくろよんロイヤルホテルで開いた。大町税務署の平田勝亮署長を講師に、部員ら約20人が、専門家から「税」に関する知識を学んだ。
 同女性部は毎年、ひなまつりにあわせて、女性向けのセミナーを開講。同日は平田署長が、女性が主役の税を取り扱ったドラマを紹介しながら、悪質な脱税事例の再現ドラマも鑑賞。税に関して幅広く見識を深めた。セミナー後は、ひなまつりにちなんだ食事会で交流を図った。
お年寄りと楽しく交流 池田小生デイサービス高姫へ

 池田町の池田小学校(中村豊校長)の1年生47人はこのほど、町総合福祉センター内のいけだデイサービス高姫で、お年寄りたちと交流会を開いた。一年の学習の成果を発表し、ゲームを通して交流した。
 国語や算数、体育、図工、音楽などのグループごとに発表。ピアニカの演奏や、縄跳び、けん玉などを披露した。26人の利用者が参加した。「すごいね上手、上手」などとしきりに感心しながら、子どもたちに拍手を送っていた。
 同交流会は、地域のお年寄りたちに学習の成果をみてもらい、楽しく交流しようと毎年開いている。
旅行者の口コミで国際評価 白馬村6施設ホテルアワード受賞

 世界最大の旅行情報サイト・トリップアドバイザーが選ぶ「トラベラーズチョイスホテルアワード2015」を受賞した白馬村の宿泊施設が5日、報告会を村役場で開いた。国内外の観光客の口コミによって、国内の3万を超える施設から村内6施設が7部門で受賞した。
 賞は旅行者の施設に対する評価に基づき、「小規模ホテル」「旅館」「サービス」など8部門でそれぞれ25位までを表彰するもの。市町村単位での7部門受賞は白馬が1位。受賞施設数でも4位となった。
乳幼児向け絵本の原画 大町図書館で青島左門展

 大町市立大町図書館(伊藤悦男館長)で、同市在住の美術家、青島左門さんによる絵本原画展を開催中。3月末まで。
 青島さんは福音館書店の乳幼児向け絵本「こどものとも0・1・2」のシリーズから「おつきさま すーやすや」「ほわほわ」の2冊を出版しており、ラフスケッチから完成にいたるまでの試行錯誤がわかる展示内容。「アイデアがどういうところから生まれるか感じてもらえるとうれしい」と話していた。
トップページ 3月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2015 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.