2015年3月7日(土)付

青色申告コーナーで相談 節税メリットや記帳知って

 確定申告の時期を迎え、大町税務署管内青色申告会連合会(有賀富雄会長)は、記帳・青色申告コーナーを市役所など役場庁舎や税務署などで開いている。5日からは大町税務署で開き、納税者の相談を受けていた。
 青色申告は10万円〜65万円の特別控除が受けられるなど、節税のメリットがある。相談コーナーでは会員が、白色申告と青色申告の違いやメリット、記帳のポイントなどを教えている。
 大町税務署では申告期限の16日まで、午前9時から正午、午後1時から4時まで開いている。大町市役所の納税相談窓口でも実施。市役所では2年目。
希望胸に学び舎巣立つ 白馬高卒業式五輪選手山田さんも

 白馬村の白馬高校は6日、第64回卒業式を開いた。43人(男子23人、女子20人)が高校生活3年間の思い出を振り返りながら、それぞれの進路に向かって期待と不安を胸に学び舎から巣立った。
 式典では在校生や保護者、地域住民らが見守るなか、卒業生一人ひとりの名前が呼ばれ、各クラスの代表生徒が北村桂一校長から卒業証書を受け取った。
 卒業生代表の山田和也さん(18)は「3年間家族の愛に支えられ、毎日学校に通うことができたことに感謝したい。在校生には私たちが卒業した後も、一人ひとりが元気に白馬高を輝かせてほしい」とあいさつした。
 ことしはソチ五輪に出場した女子ジャンプの山田優梨菜さん(18)も卒業を迎えた。春からは早稲田大学に進学し、新たな練習環境で強化を目指す。
94人思い出胸に巣立つ 池田工業高校で卒業式

 池田町の池田工業高校は6日、第52回卒業証書授与式を行った。保護者や在校生が見守る中、94人の卒業生がそれぞれの思い出を胸に、3年間通った学び舎を巣立っていった。
 生徒たちは、温かい拍手に迎えられて入場。機械科、電気・情報システム科、建築科の各科の生徒代表が、卒業証書を受け取った。在学中に顕著な成績を収めた生徒に、各種団体から表彰状が贈られた。
 田村浩啓校長は「愛情をもって見守った多くの人の励まし、支えがあったことを心に刻み、感謝の気持ちを伝えてください」と述べ、「現状に甘えず挑戦し、常に前を向いて生きる人であってほしい」とはなむけの言葉を贈った。
 卒業生代表の島田朱利君(18)は「多くの友人にめぐり合えたことはとても幸せ。家族の愛情に支えられてここまでこれた」と感謝の気持ちを表し、「さらに素晴らしい学校にしてください」と在校生にメッセージを贈った。
エコキャップ回収に感謝状 NPOらが小谷小、白馬北小に

 世界の子どもたちにポリオワクチンを届けるための「エコキャップ回収運動」に取り組むNPO法人エコキャップ推進協議会(横浜市)と三井生命保険松本支社は4日、同運動に協力した小谷村の小谷小学校と白馬村の白馬北小学校に感謝状を贈った。
 このうち小谷小学校では、児童会が中心となって回収運動を行った。家庭をはじめ、村内の企業やスキー場周辺の宿泊施設、観光関係者など、学校の接点が少ない地域の人々にも協力を求めながら活動を続け、1年間で3万938個、ポリオワクチン38本分のエコキャップを集めた。
可憐な黄色春の訪れ 松川の勝野さん宅 ロウバイ満開

 松川村東松川南の勝野克さん(71)宅のロウバイが満開を迎えた。無数の黄色い可憐な花が一斉に咲き、爽やかな香りとともに春の訪れを告げている。
 和名は「蝋梅」だがウメ(バラ科)ではなく、ロウバイ科の落葉低木。中国原産。花の少ない12月末〜3月にかけて開花することからひときわ目を引く。
 自宅庭に植えた高さ50a程度だった苗も、この20年で約2bにまで大きくなった。庭の正面にそびえる有明山をバックに毎年、無数の花を咲かせている。
残雪にフクジュソウ 美麻の新行高原 大幅に遅れ開花

 大町市美麻の新行高原で里山に春を告げる山野草、フクジュソウの開花が始まった。5日には、真っ先に雪解けが進んだ「新行福寿草園」の南側の土手一面に黄色い花が咲き、残雪の間で日差しを受けてキラキラと輝いていた。
 同園は同地区の子ども育成会(松倉栄一会長)が主となって春の株分けや周辺の環境整備などを行ってきた。ことしは雪が多く、例年より大幅に遅れて2月末ごろに開花した。昨年の開花は2月10日。例年1月末には開花するという。
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