2015年3月12日(木)付

思い出の服新たな形に 大町冬期芸大作品展29日まで
 大町市で開いていた大町冬期芸術大学の空間美術コースを受講していた第1期生有志は29日まで、コースで制作した作品を再構成した作品展を堀六日町の麻倉で開いている。
 同コースは9人が受講し、市内の美術家・杉原信幸さんを講師に学んだ。思い入れのある服にはさみを入れ、新たな形に再構成する作品づくりを行った。
 同コースが舞台に用いられた作品は演目中で「破壊」されたが、展示ではワークショップで作成した作品を麻倉の雰囲気に合わせて再構築した。
東日本大震災から4年 小谷小中 非常食の給食で防災に理解
 平成23年3月11日の東日本大震災から丸4年。小谷村内の小中学校では節目にあわせ、子どもたちに防災に対する理解を深めてもらおうと、校内に備蓄している非常食が給食で提供された。
 非常食はルーと具材、コメが1袋に詰まったカレーライス、羊かん、ペットボトルの水の3種。いずれも長期間の保存が可能でアレルギーにも対応、子どもたちの安全に配慮した学校給食用だ。
 村では災害に備え村内避難所に非常食を備蓄しており、小中学校で本年度から新たに学校給食用の備蓄を始めた。11月22日に発生した神城断層地震では、小学校に避難した被災者に配布されたという。
郷土料理で元気な体 白馬幼稚園ですいとん作り

 白馬村の信学会白馬幼稚園(池田俊治園長)でこのほど、「すいとん作り」が行われた。今では家庭で作ることの少なくなった郷土料理を身近に感じてもらい、安心安全の食材で元気な体作りにつなげる食育の一環。すいとんの生地づくりと、汁に入れる野菜を切る作業を体験した。
1年間楽しかったね 美麻公民館 パンダクラブ閉講

 大町市美麻公民館が開く親子教室「パンダクラブ」はこのほど、美麻総合福祉センター梨嶺母子健康センター多目的ホールで本年度最後の講座となる料理教室を開講した。6組の親子が参加し修了証などを受け取った。
 パンダクラブは1歳以上の未就園児を対象とした教室。本年度は13組が登録。5月12日にスタートし全10回を通して、もちつきや焼き芋、そり遊びなど同地区内のみあさ保育園児との交流行事や消防署見学などを実施した。
人気のねこつぐら作り 常盤公民館わら細工講座

 大町市常盤公民館でこのほど、恒例のわら細工講座の第4回目が開かれた。須沼つぐら部会(遠藤隆王会長)の会員10人を講師に、20人の受講者が全5回の講座を通して人気の高い「ねこつぐら」作りに挑戦した。
 この日は、ネコの出入り口部分となる穴を仕上げ、天井を閉じる工程を行った。4人ずつ5班に分かれて作業。講師が各班1人ずつと全体に2人付き、丁寧な指導を受けた。
優しい光のふくろうランプ 池田町かたせ ひらの灯茶さんの作品展

 池田町滝沢の「手打ちそば かたせ」は30日まで、ふくろう工作舎のひらの灯茶(ていちゃ・本名平野和仁さん)による「ふくろうランプ展」を開いている。優しい光をともす愛らしい作品が並ぶ。
 「親子のみみずく」や「赤いみみずく」など、愛嬌(あいきょう)のある作品15点を展示。ランプを消すとまぶたが閉じるように見える細工をほどこすなど、遊び心も取り入れた。「紙の美しさを見てもらえれば」と話している。
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