2015年3月17日(火)付

鹿港訪問団の自覚強める 松川中2年生34人が表敬訪問
 松川村は平成26年度友好都市中学生派遣事業として、23日から5日間の日程で台湾鹿港(ルーカン)鎮を訪問する松川中学校の2年生34人がこのほど、村役場を表敬訪問した。出発を前に、訪問団としての自覚を強めた。
 平林明人村長は「楽しく交流をしてほしい。期待しています」と激励の言葉を贈った。
 村と友好都市協定を結んだ鹿港鎮との交流はことしで2年目。生徒は事前に現地の歴史や文化、言葉などについて学び、準備を進めてきた。鹿港鎮公所(町役場)や鹿港国民中学校などのほか、新たに鹿鳴(ルーミン)国民中学校を訪問し、ホームステイを体験する。
松川村体協 「思いの強さが結果に」 サッカー松木さん招き講演会

 松川村体育協会は15日、サッカー解説者の松木安太郎さんを講師に招いたスポーツ講演会を村すずの音ホールで開いた。「負けてたまるかサッカー人生」と題し、競技や選手たちの活躍の裏側を紹介した。
 講演会はスポーツを通じた青少年の健全育成につなげようと開催。子どもから高齢者まで約300人が来場し、笑いを交えた講演を楽しんだ。今シーズンからJリーグ1部に昇格した松本山雅の神田文之社長も来場し、会場を盛り上げた。
雪遊びで地域の絆深く 小谷村土谷分館が交流会

 小谷村の土谷分館はこのほど、中通公民館裏の田んぼを会場に「土谷雪の交流会」を開いた。冬季スポーツを楽しみながら地域住民の交流を深め、体力づくりにつなげようと毎年行われている。震災で大きな被害を受けた地域住民だが、例年より多い50人余が参加。雪国ならではの種目を楽しみながら、地域の絆を深くした。
子どもの安全と成長願う 有明山社 ランドセル清め払い式

 松川村西原の有明山社(平林秀文宮司)で15日、「ランドセル清め払い式」が行われた。春から小学校入学を控えた親子連れが、真新しいランドセルを祭壇前に並べ、子どもたちの安全と健やかな成長を願った。
 同山社では4柱の祭神のうち、「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」が知恵を司るとされ、学業成就を願う祭りが約50年前から続けられてきた。交通量の増加などに伴い平成20年からは、ランドセルの清め払い式が併せて行われている。
日頃の成果披露節目を祝う 大町芸文協35周年はばたきの集い

 大町市芸術文化協会は15日、加盟団体による合同発表会「はばたきの集い」を市文化会館で開いた。第1回開催から35周年のことしは、16団体が歌や楽器演奏の舞台、絵画の展示など文化芸術活動の成果を披露し、節目を祝った。
 発表会は単独での公演が難しい小さな団体にも活動紹介の場を確保しようと、続けられてきた恒例行事。ステージでは合唱団による息が合った歌声、伝統の日本舞踊などに来場者から大きな拍手が響いた。
古式ゆかしく豊作祈る 大町 仁科神明宮で作始め神事
 大町市社宮本の国宝・仁科神明宮は15日、春祭りの祈年祭・本祭りを開いた。県指定無形民俗文化財の「古式作始めの神事」が奉納され、古式ゆかしい神事でことし一年の豊作と健康を祈った。
 神楽殿内を農地に見立てて区切り、牛による万鍬かきや、種まき、鳥追いなど稲作りの一連の動作を模し、年の豊凶を占った。最後の茅投げで、小鍬や茅、いぐしなどが参拝者にさずけられた。
 同神社は平安末期に伊勢神宮の庄園だったとされる。行事は、稲の作柄を占い豊かな一年となることを祈るもので、400年の歴史があると言われる。
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