2015年3月24日(火)付

英霊に不戦の誓い新た 大町常盤遺族会が戦没者慰霊祭

 春の彼岸中日の「春分の日」にあわせて、大町市の常盤地区遺族会は21日、戦没者慰霊祭を同市常盤下一の慰霊碑供養塔で催行した。遺族や来賓など約30人が参列し、英霊の御霊の安らかな眠りを祈った。
 慰霊碑は同地区から出征し、太平洋戦争で亡くなった131柱がまつられている。遺族会では、1年ごとに仏神交互に春の慰霊祭を執り行い、地元の戦死者を弔っている。
特産品海の幸で元気に 白馬 姉妹都市太地町が炊き出し

 白馬村の姉妹都市・和歌山県太地町は神城断層地震から4か月となった22日、村内の被災者を対象にした炊き出しを村多目的研修集会施設で行った。雪解け後の復旧作業本格化を前に住民を元気づけようと、特産品の海の幸でもてなした。
 炊き出しには太地町の職員と婦人会の会員合わせて8人が来村し、クジラの竜田揚げやマグロ丼、イセエビのみそ汁などを提供。おいしさを堪能してもらおうと作り立てを振る舞い、来場した約130人が舌鼓を打っていた。
版画カレンダー評判 仁科台中の仁科学級 市内各所に配布

 大町市の仁科台中学校仁科学級の生徒7人による手作りの木版画カレンダーが市内の企業や駅、市教委、市役所などに配られた。その表現力豊かな力作が地域の人たちの評判を呼んでいる。
 カレンダー作りは同学級の定番となっているカリキュラムのひとつ。2015年度暦は昨年11月ごろから手がけ始め、地域の名勝を集めた「仁科十二景」を題材に作った。
新たなステージへ巣立つ 池田町 安曇養護で卒業式

 池田町の安曇養護学校はこのほど、卒業式を行った。保護者や在校生らが見守る中、小学部10人、中学部18人、高等部24人の児童・生徒が卒業し、新たなステージへ巣立っていった。
 スーツや着物などの晴れ姿で参列した卒業生が、ひとりずつ卒業証書を受け取った。名前を呼ばれ、「はい」と元気よく手を挙げる姿も見られ、それぞれが晴れ晴れとした表情を浮かべていた。
神城断層地震の体験 大町で本紙内山記者が講演

 大町市の大黒町公民館で22日、白馬・小谷両村を中心に住宅倒壊など甚大な被害をもたらした神城断層地震の体験者を迎えた講演会が開かれた。50人を超える住民が参加。自身が被災しながらも震災状況を発信し続けた本紙の内山加代里記者の体験談に耳を傾け、地域ぐるみの防災・減災の意識をさらに強くした。
トップページ 3月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2015 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.