2015年3月27日(金)付

温泉郷版「破砕ロック」 大町50年節目祝う企画多彩に

 大町市の大町温泉郷50周年事業実行委員会(山田達雄会長、遠藤美湖実行委員長)は4月から、同観光協会50周年を記念し、温泉郷版の「破砕ロック」を提供する。春の「さくら祭り」を皮切りに、さまざまな企画で節目に観光客や市民を迎える。
 破砕ロックは、節目に温泉郷の14宿泊施設で統一したメニューを提供しようと、大町市のご当地カクテルに注目。青年部メンバーを中心に乾杯酒として企画した。4月1日からの50周年記念プランの旅行商品内で提供する。
春告げるザゼンソウ 大町宮の森自然園で開花

 大町市平野口の「宮の森自然園」で春の訪れを告げる花、ザゼンソウの開花が始まった。残雪の森に早春の気配を運んでいる。25日には園内のあちらこちらで赤紫色の小さな頭巾のような顔をのぞかせていた。
 ザゼンソウはサトイモ科ザゼンソウ属の多年草で、湿地などに自生する。僧侶が座禅を組む姿に似ることが名前の由来。発熱することで周囲の雪を溶かしいち早く開花する。
白馬高校生と交流 ロータリークラブ 留学生スキーの集い

 白馬村の白馬ロータリークラブ(宮尾英明会長)は25日から27日まで、外国人留学生と白馬高校生らによるスキーを通じた交流会を村内で開いている。生徒数の減少に悩む地元高校の魅力づくりにつなげようと、白馬ならではのスポーツを生かした生徒の育成を図っている。
 クラブは毎年、国際感覚豊かな人材の育成と地域の情報発信を図ろうと、日本人と外国人の留学生を集めた「スキーの集い」を開催、白馬高生にも参加を呼び掛けている。28回目を数えることしは、中部6県から過去最多の約110人が参加した。
桜仙郷ヤマザクラPR 池田町の登波離橋愛護会 ポスター完成

 池田町陸郷の桜仙郷周辺の環境整備などに取り組む「登波離橋愛護会」(藤松守会長)はこのほど、同地区のヤマザクラが開花する来月に向けて、PRポスターを制作した。
 桜仙郷のヤマザクラは山肌に無数に広がるサクラの名所として、毎年多くの観光客が足を運んでいる。同会によると、ことしは4月10日過ぎころが開花予想で、20日前後が見ごろになるとみられる。開花にあわせたコンサートも計画中だ。
成長と感謝の気持ち発表 美麻八坂山留センター 修園のつどい
 大町市八坂・美麻両地区の小中学校へ通う山村留学生が過ごした(財)育てる会八坂美麻学園(青木厚志学園長)山村留学センターでこのほど、平成26年度の「修園のつどい」が開かれた。八坂学園39期生18人と美麻学園23期生10人の計28人の山留生が1年間を振り返り、成長と感謝の気持ちを発表した。
 山留生たちは田植えやみそ玉作りなどの作業や通学・休日の様子、登山や収穫祭など1年間の活動を記録した映像を見て、一人ひとりが成長した点や反省点を発表した。地域や受け入れ農家の人、教師や指導員、共に学んだ仲間に感謝の気持ちを述べ、修園賞を受け取った。
 退園を決めた児童・生徒も12人あり、退園を機に家族で八坂に移り住む家族もあった。節目の時に駆けつけた保護者も、子どもとともに学園や学校、地域の人に感謝を伝え、涙をこらえる姿もあった。
ボラの成果被災地支援に 松川中とちひろ美 白馬小谷に義援金

 松川村の松川中学校と安曇野ちひろ美術館は25日、神城断層地震で被災した白馬村と小谷村に義援金を寄付した。生徒が美術館でのボランティア活動を通じて集まった15万4650円を被災者の生活再建に役立てた。
 松川中は毎年、生徒有志が夏休みを利用し、「いわさきちひろの水彩技法体験」の講師などボランティアを行っている。昨年まで来館者から集まった体験参加費を、県北部地震で被災した栄村に寄付していたが、ことしは身近な自治体の被災を受け、両村に贈った。
 白馬村役場では生徒会の役員4人と美術館職員らが訪れ、下川正剛村長に義援金を手渡した。
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