2015年3月31日(火)付

歌で被災者に元気を 大北の有志 大町市でカラオケの集い

 神城断層地震で大北地域の有志は29日、被災者を招いた「カラオケの集い」を大町市東町の宴会仕出し業・折弁で開いた。歌を通じて被災者を元気づけ生活再建を支援しようと、被害が大きかった小谷・白馬・大町3市村に呼びかけ、集まった約40人をカラオケや料理でもてなした。
華麗な滑りにゲレンデ注目 白馬岩岳 スキー技術競うイベント初開催

 白馬村の白馬岩岳スノーフィールドを会場に28、29日の両日、初イベントの「白馬岩岳スキー技術選手権大会」が開かれた。村内外から60人余の幅広い世代が家族や仲間と参加して、スキーの技術や美しさを競い、交流を深めた。
春呼ぶ松本だるま市 安曇野市の神社で初午祭

 安曇野市豊科細萱の玄蕃稲荷神社(宮沢民雄宮司)で28、29の両日、初午祭が開かれた。伝統のだるま市に、ふさふさと眉が太く「大当たり」の文字が記された松本だるまが並び、参拝者が次々と求めていた。
 松本だるまは、養蚕業が盛んだった松本市で生まれ、かいこの「当たり年」として豊作を祈る縁起物。養蚕の減退や手間のかかる松本だるまも減ってきた中で、先代宮司が伝統を残そうと初午の祭りに取り入れ、現在は商売繁盛や五穀豊穣、交通安全や家内安全を祈るようになった。
華麗な演技踊りの魅力発信 松川の新体操クラブ発表会

 松川村の新体操クラブ「松川ペパーミント・ベル」は29日、第16回演技発表会を松川中学校体育館で開いた。園児から中学生まで生徒37人が一年間の練習成果を披露し、踊りの楽しさを発信した。 クラブは子どもたちが基礎を学ぶ一般クラスと選手を養成する育成クラスに分かれ、バレエや新体操のコーチを指導者に学んでいる。
夏の光乱舞願い幼虫放流 池田町花見のホタル水路で

 池田町会染花見の「花見ホタルの里づくりの会」(丸山隆盛会長)は28日、ゲンジボタルの幼虫を地区内の水路に放流した。園児や小学生、保護者ら区民約30人が約1500匹を放し、光がにぎやかに乱舞する夏の光景を願った。
 同会はホタルの名所の環境整備に取り組み、えさとなるカワニナの放流や沿岸の草刈りなどに汗を流している。次代を担う子どもたちにも地域の名物と親しんでもらおうと区民を招き、幼虫の放流を行っている。
豪雪地に春の到来 小谷 カタクリの開花が始まる

 小谷村で「春の妖精」と呼ばれるカタクリが開花を始めた。ことしは例年以上に残雪が多いが、雪解けの始まった日当たりの良い斜面から薄紫色の可憐な花を咲かせ、豪雪地に春の到来を告げている。
 本格的な開花はこれからで、4月中旬には山肌一面が薄紫色のじゅうたんを敷き詰めたように染まるカタクリが、村内各所で見られそうだ。
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