2015年4月2日(木)付

優しさと使命感で仕事を 大町市役所で辞令交付式

 平成27年度初日の1日、大北各地の役所などで年度初めの式が行われた。大町市では辞令交付式で、春から異動となった職員や新入職員へ辞令が渡され、職員らは新しい職場での職務に気持ちを新たにした。
 市役所西会議室で行われた課長級・一般職の辞令交付式には、約100人の異動職員が集合。牛越徹市長が一人ひとりに辞令を読み上げ、手渡した。
「お互いにがんばりましょう」 県旅館ホテル組合白馬支部 小谷、白馬両村に義援金
 長野県旅館ホテル組合会白馬支部(大谷正春支部長)は3月30日、神城断層地震で被災した小谷村に4万円と白馬村に14万3000円の義援金を贈った。
 同支部に所属する、両村の宿泊施設の70人余の会員が、震災後に自分たちの施設に募金箱を設置し、シーズン中に利用した宿泊客らから寄せられたもの。両村とも震災の風評被害が発生する中で、利用客らにスキー場に被害がなかったことを発信し、観光への風評被害の払しょくにも努めながら支援を呼びかけてきた。
 このうち小谷村では、白馬アルプスホテルの松澤千嘉吉総支配人が村役場を訪れ、「これからが大変ですが、お互いにがんばりましょう。復興のために役立ててください」と話し、松本久志村長に義援金を手渡した。
春の山火事注意呼びかけ 予防運動9日にパレード出発式
 「伝えよう森の大事さ火の怖さ」を統一標語に、春の山火事予防運動が5月31日まで展開されている。県は、林野火災や枯草火災を起こさないよう注意を呼びかける。
 大北地域では、北安曇地方事務所や北ア広域消防本部、5市町村などが主催する山火事予防パレードが行われる。4月9日に大町、池田、松川で、5月8日に白馬、小谷で、それぞれ車両によるパレードを実施する。出発式は9日午前9時から、大町市の県大町合同庁舎前で行う。
 この時期は、山菜取りなど森林への入込者が増加することから、管内の住民だけでなく管外からの入込者に対しても予防啓発を強化する。
新たな仲間と活動スタート 大町がんばりやさん入社式

 大町市の障がい者福祉サービス事業所「共同作業所がんばりやさん」(NPO法人北アルプスの風運営)は1日、平成27年度入社式を上仲町事業所で開いた。養護学校卒業生ら新たな仲間に加わった5人を歓迎し、がんばりやさんの本年度の活動をスタートさせた。
 新しいメンバーは多くの仲間が見守る前で照れながらも自己紹介し、新たな場所での活動に期待を膨らませた。菓子やパンの製造販売を中心に活動していくという。
手芸通じて仲間づくり 松川村女性有志の「羊の会」

 手芸に取り組む松川村内の女性有志でつくる「羊の会」(滝澤光会長)は、JR信濃松川駅前の活性化施設セピア安曇野1階ロビーを会場に、手仕事の技を持ち寄った仲間づくりを楽しんでいる。村中心部のにぎわい創出も意識しながら、男性長寿日本一になった長寿村を支える女性の力を発信している。
 羊の会は発足1年目。現在は10人が所属している。
障害者の絵画、工芸作品 大町市役所でハーモニー展
 大町市障害者地域活動支援センター・ハーモニールームは10日まで、「ハーモニー展」を市役所ロビーで開いている。障害を持った利用者が活動の中で制作した作品が並ぶ。
 会場には、ちぎり絵や絵画、書道や紙粘土、機織り、トールペイント、絵手紙、アレンジメントフラワーなどの作品約40点余が並んだ。
 ハーモニールームでは、身体や精神などの障害を持った利用者の生きがいづくりと機能訓練を目的に、工芸や運動などの講座からジャンルを選び、活動に取り組んでいる。地域の住民がボランティア講師を務める。
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