2015年4月9日(木)付

幼保機能の「認定こども園」 大町市内2幼稚園が導入
 国の子ども・子育て支援新制度が27年度から始まったことに合わせ、大町市内でも大町幼稚園とこまくさ幼稚園の2園が「認定こども園」に移行した。子育て世帯の、預け先の選択肢が広まった。
 認定こども園は、幼稚園と保育園の双方の機能を持ち、保護者の就労の有無を問わず利用できる施設。
 このうち大町幼稚園(早川民次園長)では8日、入園礼拝が行われた。新たに設置された2歳児クラス3人を含め、新たに24人の園児を迎え、スタートを切った。
 新園児たちは両親に連れられ、遊戯室に入場。讃美歌の合唱や年中・年長のお兄さん・お姉さんの歌などで歓迎された。
塩の道お祭り御膳℃nまる 大町市内観光関係者招き試食会

 伝統的な郷土の食文化を現代風に昇華し発信しようと大町市内の飲食・宿泊業者らでつくる「塩の道 お祭り御膳」の取り組みが4月から、スタートした。8日、市内の観光関係者らを招き、記者発表会と試食会が大町温泉郷緑翠亭景水で開かれ、各店舗が郷土色あふれる食材を用いた料理が披露された。
 同「御膳」は、江戸時代末期のお祭り料理の食材が記された古文書をもとに、昔ながらの食材を用いて現代の感覚に訴える料理を提供し、地域の魅力を発信する取り組み。
春の林野火災警戒へ 小谷村消防団で実践的訓練

 小谷村消防団は5日、林野火災対策訓練を下里瀬地区の村診療所駐車場で開いた。本部と各分団の幹部ら約30人が、春に多発する野焼きなどによる火災を警戒し、実践的な訓練や住民への啓発を行った。
 団員たちは水源から出火場所までホースをつなぐ延長訓練を行い、火災現場の混乱にも柔軟に対応できるよう、打ちあわせなしで実践。火に囲まれる林野火災の危険や退路を確保する重要性などに理解を深めながら、安全な消火方法を考えた。
屋根もうっすら白く染まる 大北地域「寒の戻り」で降雪

 上空に大陸からの寒気が流れ込んだ影響で、大北地域は7日から8日にかけて、降雪に見舞われた。寒さがぶり返す「寒の戻り」に、雪が溶け落ちた建物の屋根が再び、うっすらと白く染まった。
 長野地方気象台によると、大北地域では8日、最低気温が白馬村と大町市で氷点下0・8度を観測。日中も気温が上がらず、真冬並みの寒さとなった。10日にかけてゆっくりと寒さが緩み、平年並みの気温に落ち着くという。
「いっぱい遊んで勉強して」 池田 安曇養護学校で入学式

 池田町の安曇養護学校は6日、入学式を行った。保護者や在校生らが見守る中、小学部2人、中学部22人、高等部28人の52人が、それぞれの思いを胸に新生活をスタートさせた。
 保護者らに付き添われた新入生が正装姿で入場。温かい拍手で迎えられた。
快適な春の歩き旅を 池田ガイドマスター会 コース整備に汗

 池田町の観光ボランティア団体・ガイドマスター会(有川劭会長)は4日、開催が間近に迫った「陸郷山桜トレッキング」のコース整備を実施した。会員15人が参加し、春らんまんの里山で快適な歩き旅を楽しんでもらおうと、コースの草刈りやごみ拾いなどに汗を流した。
 サクラの名所で知られる陸郷を歩く同イベント(町内各種団体でつくる北アルプス展望ウオーク実行委員会主催)は、18日に開催される。
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