2015年4月10日(金)付

大町で囲碁十段戦第3局 高尾十段対伊田八段の熱戦
 囲碁の七大タイトル戦のひとつ、「第53期十段戦五番勝負」第3局は9日、大町市のくろよんロイヤルホテルで開かれた。北アルプスのふもと囲碁の町の春の風物詩として、熱戦が繰り広げられた。
 高尾紳路十段に伊田篤史八段が挑む1勝1敗の接戦で迎えた、ヤマ場となる第3局。張りつめた空気の中で午前9時半に対局開始の合図がなされ、黒番の伊田八段が右上隅星に石を置いた。対局の様子は大盤解説会に中継され、関係者や愛好者らが展開を見守った。
 十段戦は囲碁の国内7大タイトルの1つ。囲碁による人づくりにに取り組む大町市では、第32期以降22年連続で第3局の熱戦が紡がれてきた。
山火事注意火のしまつを 大町、池田、松川で防止パレード

 北安曇地方事務所や中信森林管理署などは9日、山火事予防パレードを大町市・池田町・松川村で実施した。春の山火事予防運動に合わせ、山林を守るべく火のしまつをするように呼びかけた。
 大町合同庁舎で行われた出発式では、「山火事注意」とステッカーを張った広報車4台が隊列をなして管内をパレード。火の取り扱いへの注意を呼びかけた。
新年度見守り活動スタート 小谷 こどもふれあい番所

 小谷村で地域児童生徒の登下校の安全を見守る「こどもふれあい番所」の、本年度の見守り活動が始まった。7日には児童の登校時にボランティアスタッフ全員が子どもたちの登校を見守り、小谷小学校で児童との対面式が行われた。地域の力で児童の安心・安全の確保に全力で取り組むことを誓い合った。
温泉や農産物直売評価 道の駅おたり スタンプラリーで14位

 小谷村の道の駅おたりはこのほど、関東道の駅連絡会が関東地区154施設の道の駅で実施された「スタンプラリー2014」で、利用者が選ぶ「好きな道の駅」ランキングで総合14位となった。
 スタンプラリーは道の駅の利用促進や知名度向上、駅同士の連携交流などを目的に始まった。応募アンケートから利用者の好きな駅のランキングが集計されるシステム。4月から11月まで行われ、1500人余の回答が寄せられた。
6年生地域の安全守る 大町南小 セーフティーリーダー委嘱式

 大町市の大町南小学校(手塚善雄校長)で8日、セーフティーリーダー委嘱式が行われた。リーダーの証として6年生70人に、大北防犯協会連合会常盤地区防犯協会(清水章会長)と同校PTAから、委嘱書と赤い帽子が贈られた。
 子どもの目線で見た防犯をと平成18年ごろから毎年続けられる同校独自の取り組み。最高学年である6年生が登下校時などに帽子をかぶり、地域の安全を守る任務を担う。
友好都市30年さらなる交流を 大町、インスブルック協定再締結

 大町市とオーストリア・チロル州インスブルックの友好都市協定はことし、30周年の節目を迎えた。8日、両市とインスブルックのアルプス動物園・大町市の山岳博物館の友好協定の再締結式が山岳博物館で行われた。
 インスブルック元市長でアルプス動物園会長のヘルヴィック・ファン・シュターチロル州議長、ミヒャエル・マルティス園長らが訪れ、牛越徹市長らと調印書にサインを記し、握手でさらなる交流を誓った。
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