2015年4月14日(火)付

登記手続き無償化し支援 大町市土地家屋調査士協会と協定

 県内の土地家屋調査士でつくる県公共嘱託登記土地家屋調査士協会(塩川豊理事長)と大町市は13日、神城断層地震災害の復興支援として、被災住宅の登記手続きについての支援の覚書を調印した。住宅が損壊した被災者に換わり、煩雑な登記事務を会が無償で行うことで、復興と被災者の生活再建を支援する。
 協定は被災した家屋について、同協会が市の要請に基づき、家屋の登記の抹消や修正の手続きを協会が負担し、無償で行う内容。被災者の手続き負担の軽減と不動産の権利が明確となり、生活再建へつながる。期間は2年間。
愛知豊田市から募金箱 白馬へ被災者の家族惨状伝え支援

 神城断層地震で、愛知県豊田市の住民から12日、被災者へのメッセージを書き込んだ募金箱が白馬村に届いた。同市に住む被災者の家族が被災地の惨状を地域で伝えたところ、住民が自主的に募金活動に乗り出し、往年の白馬のファンなどから応援の声や義援金が集まった。
 寄付は同市の会社員・石川達也さん(53)が、大きな被害を受けた堀之内地区に住む妹の宮本由紀子さん(50)を、支援に訪れたのがきっかけ。石川さんが地元に戻り、行きつけの飲食店「さくらこ」で倒壊した家屋などの被災地の現状を話したところ、オーナーと客が店内に募金箱を設置した。
歴史と観光スポット紹介 小谷中谷の歩き方パンフレット

 小谷村中土の「中谷開発委員会」はこのほど、中谷地区の歴史と観光スポットを紹介するパンフレット「信州小谷村・中谷の歩き方」を発行した。厳しくも豊かな自然に恵まれた同地区の魅力を広く知ってもらい、地域活性化につなげたいとしている。
 中谷地域は日本百名山の雨飾山、ブナの新緑が美しい鎌池といった風光明媚(めいび)な景観が楽しめ、歴史をひもとくと古くから諏訪信仰と深くつながり、諏訪大社御柱の前年、7年に1度の薙鎌打ち神事が行われる雄大な自然と歴史が交差する場所。
農家の新たな収入源に 松川で加工用キャベツ定植

 松川村の農業法人・安曇野水田カンパニーは12日、加工業務用キャベツを村内で初めて定植した。農家の新たな収入源としての普及を進めようと、周辺自治体から農業関係者らが視察に訪れた。
 北安曇農業改良普及センターによると、加工用キャベツは契約栽培によって、買い取りのニーズや価格が安定。4月上旬から中旬に定植、6月中旬に収穫と短期間で栽培でき、農薬など生産コストも抑えられる。JA大北による定植機の貸し出しなど支援も受けられるという。
安全運転競い交通マナー確認 安曇野市 穂高で女性ドライバーコンテスト

 安曇野市穂高の穂高自動車学校で12日、第24回女性ドライバー安全運転コンテストが開かれた。交通安全協会の各支部から5チーム25人が出場し、日頃の運転技術や交通マナーを確認しながら、安全運転の得点を競った。
 大会は自動車学校と安曇野交通安全協会、安曇野署が共催。同署管内の人身事故に占める女性ドライバーの割合が他地域より高いことから、運転技術の改善や交通安全の啓発につなげようと開かれているもの。
善光寺と大町の関わり 塩の道ちょうじやで文化講座

 大町市八日町の塩の道ちょうじやは12日、文化講座「善光寺の歴史と御開帳」を開いた。ことしの7年に一度の「善光寺御開帳」に合わせ、大町との関わりやその歴史について学んだ。
 大町市教育長で郷土史家の荒井今朝一氏を講師に、善光寺がたどった歴史や大町との関わり、本尊を開く御開帳とはどんな行事なのかを学んだ。
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