2015年4月17日(金)付

山岳観光シーズン幕開け 立山黒部アルペンルート全線開通

 北アルプスを貫き大町市と富山県を結ぶ山岳観光ルート、立山黒部アルペンルートは16日、大町市の扇沢・黒部ダムから室堂、富山側までの全線が一挙開通した。晴天に恵まれた初日、長野県側では安全祈願祭が開かれ、シーズンのにぎわいを祈った。
 黒部ダム上では安全祈願祭に続き、くす玉を割り、鏡開きで夏シーズンのスタートを祝福した。ことしは黒部ダム付近では過去最高とされる高さ4bの残雪があり、冬景色の中にたたずむダムが見られた。
おおまち桜まつり幕開け 大町公園でぼんぼり点灯

 サクラの開花を間近かに控えた大町公園で15日、ぼんぼりが点灯し、恒例の「おおまち桜まつり」(同実行委員会主催)の幕が開けた。ぼんぼりの灯りが今にも開花しそうなつぼみを照らし、大町に本格的な春の訪れを告げている。同公園のサクラは来週半ばにも満開を迎えそうだ。
明るい長寿社会づくりを 池田町老人クラブ連が総会

 池田町老人クラブ連合会(三沢孝文会長)の総会は14日、町福祉会館で開いた。役員など約30人が出席し、昨年度事業、収支決算の報告や本年度事業の決議などを行った。
 本年度はボランティア活動や文化伝承活動、世代交流活動の実施、スポーツ大会などに参加し、会員同士の親交を深めながら、明るい長寿社会づくりに取り組む。
 三沢会長は「昨年度は皆さんの活動、協力のおかげで無事に終えることができた。生きがいづくり、健康づくりをし、長生きするための活動をしていきたい」とあいさつした。
成果発揮し郷土の魅力発信 大町観光ボランティアの会が総会

 大町市観光ボランティアの会(窪田英雄会長)は14日、本年度総会を中心市街地多目的ホールで開いた。北陸新幹線延伸や善光寺御開帳で旅行需要の増が期待される新年度の事業を決めた。
 昨年度は221件3621人の観光客を案内。自然災害の影響などで観光客減と言われる中でも、前年比で455人(14%)増を果たした。27年度は20人の会員で「おもてなし」の事業を重ねていく。黒部峡谷への研修や安曇野・木・彫刻シンポジウムの見学などを計画している。
「塩の道」で広域観光連携 4商議所が経済懇談会 糸魚川

 「塩の道」を全国ブランドに―。大町・松本・塩尻・糸魚川の4商工会議所で構成する「塩の道経済懇談会」は、北陸新幹線金沢延伸開業1か月の14日、新潟県糸魚川市の糸魚川駅ジオパルで開き、「塩の道」をキーワードとする広域観光連携プロジェクトを立ち上げた。 プロジェクトは糸魚川市から塩尻市までの「塩の道」を全国ブランドに高め、宿泊型誘客を図りたい考えだ。各商工会議所に担当者を選任し、具体化する。各商工会議所ホームページでの「塩の道」のPR、塩尻商工会議所が取り組んでいる「箸(はし)袋」にならった「塩の道」共通「箸袋」作りに取り組む。さらに観光プロモーションや旅行商品の造成、大糸線利便性向上と直通観光列車・イベント列車の運行も目指し、関係の商工会や行政との連携拡大を図る。
お酒は20歳になってから 大町 北安小売酒販が街頭啓発

 大北地域の酒販店でつくる北安曇小売酒販組合(坂井靖徳理事長)は15日、未成年者の飲酒防止を呼びかける街頭キャンペーンを大町市のJR信濃大町駅で行った。健康への被害や依存症など未成年者の飲酒による危険を啓発し、「お酒は20歳になってから」と訴えた。
 啓発活動は「未成年者飲酒防止強化月間」(4月1日〜30日)の一環だ。組合や酒造会社、大町税務署、大町署などから約20人が通勤通学者にチラシを配布し、市のマスコット「おおまぴょん」などと共に、未成年の飲酒防止や飲酒運転の防止を呼びかけた。
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