2015年4月20日(月)付

一週間の舌戦火ぶた切る 大町市議選告示18氏が立候補
 統一地方選挙後半戦の任期満了(29日)に伴う大町市議選(定数16)は19日、告示された。現職15氏、新人3氏の計18氏が立候補し、定数を2人上回る激戦の幕が開けた。26日の投開票日に向け、桜の花が膨らむ中で一週間の舌戦を繰り広げる。
 立候補者の地区別内訳は、大町地区10氏、平地区4氏、常盤地区2氏、八坂地区1氏、美麻地区1氏。政党別では日本共産党2氏、公明党1氏のほかは無所属。国が「地方創生」を進める中で、各候補は大町ならではの定住促進策や地域経済の活力再生、地域医療の確保などを掲げている。定数が2人減の中で、少数激戦となる。
 各陣営は朝から事務所を開き、各候補は集まった支持者のもと第一声を上げ、さっそく遊説カーに乗り出発。支持者は市内各地の看板に選挙ポスターを張ろうと飛び出した。昼ごろから雨がちらつく中でも、懸命に支持を訴えた。
 期日前投票は25日まで、市役所東中会議室で20日から午前8時半〜午後8時まで。八坂・美麻支所では21日から、午前8時半〜午後7時まで。投票は26日、市内23か所の投票所で行われる。午前7時〜午後8時まで(八坂・美麻は午後7時まで)。
 4月18日現在の選挙人名簿登録者数は、2万4184人(男1万1633人、女1万2551人)。
自転車の正しい乗り方学ぶ 大町北小で交通安全教室

 大町市立大町北小学校(徳原嗣久校長・385人)で17日、自転車の交通安全教室があった。児童が実際に自転車に乗りながら、正しい利用の基礎知識を身につけた。
 雨天となった同日は、1、2年生は交通ルールやマナーを考えるDVDの鑑賞、3年から6年生は体育館で実践もあわせて行った。大町署員や市交通指導員の指導で、自転車に乗った児童はブレーキ動作やタイヤの空気圧、パンク確認などの頭文字をとって安全点検手順を標語にした「ぶたはしゃべる」をもとに、点検方法を学習した。発進や停止などの基本動作も覚えた。
子羊誕生成長見守る 松川村ぺこらファーム西原

 松川村西原の「ぺこらファーム西原」で3月、食用羊「サフォーク」の雄の子羊が誕生した。飼育員の小林公征さんらが面倒をみながら、成長を見守っている。
 子羊は3週間前、体重4`余の未熟な状態で生まれた。産後は、母親の初乳と粉ミルクを与えるなどして、献身的に世話をしてきた。今では2倍近くの体重に成長。群れと隔離した状態で、離乳を試みている。時折「メエ〜」と大きな声をあげ、元気に飛び歩いている。
立山黒部アルペンルートオープンカーニバル 観光シーズン幕開け盛大に

 北アルプスを貫き大町市と富山県を結ぶ観光ルートの開通を祝う、「立山黒部アルペンルートオープンカーニバル」が19日、行われた。富山城主・佐々成政が冬の立山を越えた故事にならい、武者軍団に扮(ふん)した参加者がルート上を行進し、観光シーズンの幕開けを彩った。
 軍団は公募で集まった県内外の住民ら32人。よろいや着物姿に身を包み大町温泉郷から黒部平までを行進、要所で勝どきをあげ鉄砲隊による発射を行った。黒部ダムでくす玉割りと鏡割りで開通を祝い、観光客との記念撮影に応じていた。
トップページ 4月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2015 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.