2015年4月22日(水)付

小谷村長選・池田町議選

 任期満了に伴う小谷村長選挙と池田町議会議員選挙は21日、告示された。村長選は現職の松本久志氏のみが立候補し、2期連続の無投票で再選を果たした。町議選は定数12に対し、現職10氏と新人2氏の合わせて12氏が立候補し、36年ぶりの無投票で当選した。


小谷 連続無投票で松本氏再選 2期目へ「さらなる事業継続を」

 村長選は松本氏が村議会3月定例会で出馬を表明して以降、新たな候補者擁立の動きがないまま無風状態で推移。告示日も届け出締め切りの午後5時までに、松本氏以外の立候補がなく、無投票当選が決まった。
 午後5時半ころ、村商工会館で当選の報告を受け、支持者らと握手を交わしながら喜び合った。
感動のフィナーレに涙 がんばりやさん 10周年記念コンサート
 大町市名店街の共同作業所がんばりやさん(NPO法人北アルプスの風、神谷典成理事長)はこのほど、同市文化会館大ホールでシンガーソングライターの吉川忠英さんとトワ・エ・モアの白鳥英美子さんのジョイントコンサートを開いた。開所10周年記念のイベント。
 同所の利用者がチケット販売から携わり、市内外から協賛者を募ったパンフレットも作成した。当日もほぼフルメンバーの50人がスタッフとして運営にあたり、会場には800人を超す観客が詰めかけ、大盛況のコンサートとなった。最後は利用者も共にステージに上がり、トワ・エ・モアの「この街で」などを歌う感動的なフィナーレで、涙を見せる人も多かった。
施設と地域の交流深め 白馬メディアで春祭り
 白馬村の介護老人保健施設「白馬メディア」(宮城彰施設長)で19日、恒例の春祭り「えべ・えべ祭」が開かれた。施設利用者と家族、地域住民が職員による模擬店や出し物などで楽しいひとときを過ごした。
 本年度のテーマは「希望・愛・ふるさと」。同施設は昨年の神城断層地震で大きな被害を受けた神城地区にあり、被災者の利用者も多いことなどから、人と人のつながりを復興の足がかりとし、大切なふるさとの再生を考えようという願いを込めて実施した。
 同イベントは地域の人々と施設の交流を深め、地域全体で介護を身近な問題として考えてもらおうと、毎年行われている。
地震!まず身の安全を 松川村北保育園に体験車

 松川村の北保育園(北村弥生園長)は20日、地震体験車による乗車体験を行った。2歳児から年長児まで113人が参加し、地震の揺れを体感した。
 北アルプス広域南部消防署の署員が「地震がきたら、まず身の安全を守る。つかまったり机の下に入る。揺れが収まったら逃げる」と園児らに説明した。
 近年に起こった地震を再現し、糸魚川静岡構造線で起きる地震を想定したプログラムを使って、震度7までを体感した。
日本酒で観光客もてなし 信濃大町ほろ酔い街めぐり

 大町市の地酒を楽しむ初めてのイベント「信濃大町ほろ酔い街めぐり」が19日、中央通り商店街を主会場に開かれた。立山黒部アルペンルートオープンカーニバルにあわせ、イベント同士の相乗効果で地域を盛り上げようと、地元3蔵の日本酒で観光客をもてなした。
36年ぶり無投票12氏決まる 池田町議選議会離れの加速を懸念
 任期満了に伴う池田町議会議員選挙(定数12)は21日、告示された。立候補届け出締め切り時間の午後5時までに、12氏のほか届け出はなく、無投票で当選が決まった。同町議選の無投票は、昭和30年の合併以降、昭和54年に次ぎ36年ぶり2回目となる。
 当選したのは現職10氏と新人2氏で男性10氏、女性2氏。共産党2氏のほかは無所属。
 立候補届け出締め切り時間の午後5時を過ぎて、無投票当選決定の知らせにも、4選を果たした現職議長の立野泰氏の表情は固く「この無投票という結果をしっかり検証する必要がある」と、住民にとって最も身近な選挙の無投票に、議会離れの加速を懸念していた。
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