2015年5月1日(金)付

園庭整備し運営協力 老ク・鷹狩クラブが八坂保で作

 山間地での少子高齢化が進む中、大町市八坂地区のやさか保育園(若林きみ子園長、11人)で、地域の老人クラブに所属する高齢者が園の整備に協力している。4月30日は、切久保地区の老ク・鷹狩クラブ(勝野一由会長)が訪れ、園児たちと協力して作業した。
 同クラブから16人が訪れ、園庭の草取りや土手の草刈りなどの作業を行った。年少・年長の園児6人も参加し、手押し一輪車に刈り取った草を入れて運んだ。終了後には遊戯室で園児との交流会が行われ、自己紹介や園児のお礼のお遊戯発表などで触れ合った。
詐欺被害防止に貢献 大町署 白馬郵便局へ感謝

 白馬村の白馬郵便局(湯尾秀光局長)は30日、特殊詐欺の被害防止に貢献したとして、大町署から感謝状を受けた。見知らぬ男から現金を要求された北安曇郡内の80代女性を窓口で説得し警察に通報、数百万円の被害を未然に防いだ。
 同署によると女性は老人ホーム入居の名義貸しをめぐり、男から電話で「トラブルになっており、解決にお金が必要」と現金を要求されたという。郵便局が4月21日、窓口で定期預金の解約を申し出た女性の相談に応じ、不審に思ったことから警察に通報した。
復興工事の事故防止 大北関係者が連絡会設立

 神城断層地震の復旧復興工事に携わる大北地区の関係者でつくる連絡会が4月30日、立ち上がった。雪解けとともに工事が本格化し、労働災害や環境汚染などの増加が懸念されるなか、関係機関が事故防止に向けて情報を交換し、安全意識の共有を図る。
 連絡会は大町労働基準監督署の呼びかけで、県や市町村、地元建設事業者団体、大町署、北アルプス広域消防など約20団体で構成する「神城断層地震復旧・復興工事大北地区関係者連絡会」。事故防止に向けた統一ルールの策定や安全教育の共同実施などを目指す。
こいのぼりの川渡し 白馬平川河川敷に登場

 白馬村の国道148号沿いの平川河川敷に、飯森地区の有志でつくる「チャレンジ会」による、名物のこいのぼりの川渡しがことしも姿を現した。家庭で使用しなくなったこいのぼりを有効利用し、大型連休期間中に白馬を訪れる観光客やカメラマンを楽しませようと、毎年実施。
 色とりどりのこいのぼりは、雄大な白馬三山と美しい平川のせせらぎを背に、川面を渡る風に吹かれて、気持ちよさそうに泳いでいる。国道を走る車や地域住民が川幅いっぱいのこいのぼりに「壮観ですね」と感動の声をあげていた。
春の味で地域アピール 6日まで 八坂で「山菜そば祭り」

 大町市八坂地区の体験そば処八坂は6日まで、山菜そば祭りを開いている。地区内で採れた春の山菜を、打ち立てのそばとともに提供し、地域の味をアピールしている。
 山菜はタラノメやコシアブラ、コゴミなど、施設を運営する八坂商工倶楽部クラブの会員が自然のなかから採取したもの。ことしは暖かな気候の影響で例年と比べ数が多く、味も上々という。
 営業時間は午前11時から午後7時まで。
座り心地追求した椅子 大町の山形さん松本で個展きょうから

 大町市平の椅子職人・山形英三さん(49)の個展「私の椅子いす展」が1日から6日まで、松本市中央3のグレインノート(中町通り)で開かれる。座り心地を追求した新作を中心に約30点が並ぶ。
 琉球畳に使うカヤツリグサ科の一種、七島(しっとう)を座面に編み、長年使い込むとつやと張りが出て風合いが増す。地元産のサクラ、クルミなど自然素材ならではの肌触りも魅力だ。人を研究し抜いた形状は体に優しく「腰や胃腸の調子が良くなった」と喜ぶ客もいるという。
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