2015年5月3日(日)付

1か月前倒し開放 黒部ダム展望外階段 大型連休客もてなす
 大町市と富山県を結ぶ立山黒部アルペンルートで1日、黒部ダムと展望台をつなぐ外階段が、1か月前倒して開放された。屋外からの眺望を求める観光客の声を受け安全対策を徹底、大型連休の入り込みに間に合わせた。
 ダムでは例年、雪解けを待ってのり面の点検作業や浮石の撤去などを行い、6月上旬から外階段を開放している。ことしは仮設の防護柵を設置するなど対策をとり、雪が残るなかでの開放となった。
 大型連休初日の2日は、家族連れなど多くの観光客が訪れ、外階段からダムにカメラを向けながら「すごい景色」と声をあげていた。
トットちゃん≠フ野外調理 松川ちひろ美で「広場」プレ企画

 松川村の安曇野ちひろ美術館は4月29日、来年夏にオープンする「トットちゃんの広場」のプレイベント「飯ごう炊さんの会」を馬羅尾高原のキャンプ場で開いた。12組の親子約30人が参加し、新緑の中、自然を満喫しながら野外調理を楽しんだ。
池田町少年連盟が開幕 「野球道」で体力と精神鍛える

 池田町少年野球連盟(山本昌平会長)は4月29日、開幕式を池田小学校グラウンドで開いた。池田・会染両小学校の2年生から6年生まで20人が、「野球道」を通して元気な体力と精神力を身につける。
 ことしは従来の3年生以上の団員に加え、新たに2年生が3人加入。児童たちは毎週日曜日に練習を重ね、県学童大会などに出場。遠征試合や合宿などを重ね、体力や礼節を磨き、協調性のある少年の育成をはかる。
「花祭り」祝い世代交流 大町 社松崎の薬師寺で

 大町市社松崎地区の薬師寺(新井直樹住職)で4月29日、釈迦しゃかの生誕を祝う「花祭り」が開かれた。子どもからお年寄りまで約80人が集まり、地元小学生による稚児の行進など伝統行事を通じて交流を深めた。
 ことしは小学4年生から6年生まで女子児童6人が、華やかな衣装を身にまとった稚児になり祭りに参加。住民たちが釈迦生誕の伝説にちなんだ白いゾウの像を引き、「花祭り行進曲」にあわせて地区内を練り歩いた。
国営公園大町・松川 連休後半もイベント多彩 行楽の季節新緑の中楽しんで

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で大型連休中の6日まで、「SPRING FESTA2015」と題して各種イベントを開催している。連休後半初日となった2日は、バイクトライアルのパフォーマンスやランニングバイクレース「アルプスあづみのカップ」でにぎわった。
「格差と貧困なくせ」 大町で大北地区メーデー行進

 第86回メーデー大北地区集会は1日、大町市の大町文化公園で開かれた。企業や組織など約20団体から参加した約150人がデモ行進を行い、労働環境の改善や増税反対、東日本大震災や神城断層地震の被災地復興などを訴えた。
 集会では「格差と貧困の解消」を掲げたメーデー宣言を採択。参加者が公園からJR信濃大町駅まで約2`を行進し、「安定した雇用と仕事を確保せよ」「増税を中止せよ」「TPP参加反対」などとスローガンを一斉に叫んだ。
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