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2015年5月16日(土)付 |
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陸ワサビ加工品開発へ 大北農振協6次産業化視野に企画
大北地区農業振興推進協議会(農振協)は本年度、地区内で栽培が広がっているワサビの加工品開発に着手する。林間地や遊休農地を活用して特産物を栽培する「北アルプス山麓ピリッとさわやかわさびプロジェクト」の一環で、出荷が本格化する陸(おか)ワサビの規格外品の有効活用や観光産業と連携した6次産業化も視野に入れる。
農振協が24年度、地区内市町村で15eから始めたワサビ栽培は、昨年度202eまで拡大。昨夏は茎や葉を主に2・5dの初出荷にこぎ着けた。本年度は25年度に45eまで広げた畑での本格的な収穫が見込まれる。
加工品開発は、農振協が地元業者と連携して取り組む方針で、ワサビの茎や葉などを利用した漬物やドレッシングなどが考えられる。事業費は、生産者でつくる「北アルプス山麓わさび生産組合」が地域振興策として申請し採択された県の地域発元気づくり支援金を活用する。合わせてワサビの採種技術の確立を目指して6か所に試験ほ場も設ける。 |
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雪室で寝かされ味に磨き 小谷 熟成酒「栂の森」掘り出し
「小谷杜氏」の仕込んだ日本酒を小谷村の栂池高原スキー場で雪に埋めて熟成させた日本酒・氷雪熟成酒「栂の森」が6月1日、発売される。全国でも有数の豪雪地の小谷村の自然の力を、酒造りに生かす取り組み。13日、掘り出し作業が行われ、栂池高原の天然雪で作られた雪室でじっくりと寝かされ、味に磨きをかけた日本酒が熟成を終えて姿を現した。
小谷杜氏は、かつて蔵元で優れた酒の作り手として知られてきた。同酒はこの小谷杜氏の歴史と酒文化を広く伝え、地域活性化につなげようと、松本市島立の酒醸造元・大信州酒造(田中隆一社長)が始めた人気商品。ことしは720_g瓶で2500本分の原酒を仕込んだ。 |
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よりよい栽培方法学ぶ 白馬 ブルーベリー講習会
白馬村観光農政課はこのほど、村の飯森ブルーベリー園で栽培講習会を開いた。観光農業・特産品としてのブルーベリー生産を盛り上げようと、栽培の普及拡大に向けた取り組み。村内の栽培者や栽培希望者が多数参加して、北安曇農業改良普及センターの職員を講師に、栽培方法のコツを学んだ。
大粒のブルーベリーを多く継続的に収穫するため、切り落とす必要のある枝や残す枝の見分け方を指導。手の届く範囲で実が収穫でき、収穫作業が軽減できるよう、樹高を下げる剪定せんていについてもアドバイスを行った。参加者は実際に剪定作業を体験しながら、方法やよりよい栽培について理解を深めていた。 |
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安全運転呼び掛ける 池田松川で交通指導所開設
池田松川交通安全協会(中山崇会長)は「春の全国交通安全運動」期間中の14日、交通指導所を松川村の道の駅安曇野松川「寄って停まつかわ」に開設した。ドライバーに啓発物を手渡しながら、シートベルトの着用や飲酒運転の撲滅など、安全運転を呼び掛けた。
指導所には県北安曇地方事務所や大町署、池田町、松川村など関係10団体から約100人が参加。交通マナーの向上を訴えるのぼり旗を手に沿道に並び、「無事帰る」にちなんでカエルをデザインしたキーホルダーなどを配った。 |
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色とりどりベゴニア定植 松川中2年 地域住民と校内に
松川村の松川中学校(河手密校長)2年生100人は13日、村で緑化活動に取り組む「花が咲いている村づくりの会」と、恒例のプランターへの花苗定植を校内の松林で行った。全員で協力し合い、色とりどりのベゴニアの花を植えた。総合的な学習の時間を使ったボランティア活動の一環。
同会の母体である花苗の生産グループ・Mフラワーのメンバーや村職員、村議など大勢が参加した。生徒たちは指示に従い、てきぱきと分担して作業を進めた。1000個のプランターに土と肥料を入れ、赤・白・ピンク色の苗3000株を手早く植えていった。出来上がったプランターは次々とトラックに積まれ、村内の公共施設や国道沿いへ運ばれた。 |
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グローバルな人材育成 おたり塾で英会話教室
小谷村教育委員会は13日から、公営「おたり塾」英会話教室を始めた。定期的に保育園、小学生、中学生以上向けにネイティブスピーカーと触れ合う講座を開くことで、英語に慣れ、外国人を苦手に感じない、英会話力を持った人材育成につなぐ。
初日は小谷小学校の児童約70人を対象に、多目的ホールで実施。白馬村のALT・スティーブ・ウィリアムスさんらが講師に、子どもたちと英語を使ったゲームなどを楽しんだ。
講座は3月まで、各教室で月に2〜4回のペースで実施。園児は英語の絵本読み聞かせや英語の歌などを楽しみ、中学生以上はテーマに沿った会話を体験することで英会話力をつける。 |
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