2015年5月24日(日)付

学校登山を安全に 大町の県山岳総合センター 教職員対象の研修会
 中学校の集団登山シーズンを前に、大町市の県山岳総合センターは21日、引率教職員を対象にした研修会を同センターで開いた。県内各地の教員8人が、生徒に山の魅力を教えながら安全に登山させる技術と知識を学んだ。
 唐松岳頂上山荘支配人で信州登山案内人の中川惠市さんが講師を務めた。「自然の素晴らしさとリスクを初心にかえって学び、大事な生徒を安全に楽しく登山させてほしい」と呼び掛け、こまめな水分補給など基本的な留意点から、背中に乾いたタオルを入れる汗冷え対策など、ベテラン登山者ならではのアドバイスもした。ツェルトなど登山用品の利用法も実技指導した。
施設の早期復興願う ぽかぽかランドに義援金 食品衛生協会

 神城断層地震の発生から半年の22日、県食品衛生協会、同協会大北支部、同支部大町支部は、被災した大町市美麻青具の市営温泉入浴施設「ぽかぽかランド美麻」に義援金をおくった。地震により温泉設備が破損し、平成28年度以降に全館再開を目指している同施設の早期の復興を願った。
土にふれ農業体感

松川小5年生がイネの苗観察

 松川村の松川小学校(木下潤児校長)5年生90人は19日、イネの苗の観察を校舎南側のビニールハウスで行った。総合的な学習の時間を使ったコメづくりの一環。ハウスを管理するコメ農家の黒岩正利さんと村営農支援センターの協力で実施した。
 苗は先月、児童たちが種まきをしたコシヒカリ。10aほどに生育した苗を一本一本抜き取り、間近に観察した。定規で長さを測ってスケッチをしたり、気付いたことを書き留めた。
松川北保 年長児が夏野菜定植

 松川村の松川北保育園(北村弥生園長)の年長児44人は18日、村営農支援センターと村農業委員会が主宰する「安曇野まつかわ農業小学校」のほ場で、夏野菜の定植を行った。トウモロコシ250本と坊ちゃんカボチャ17本を定植した。
 マルチを張り穴を掘ったうねにひとつずつ苗を置き、土をかけた。腕をショベルカーに見立てて土を掘るなど、遊びながら土と触れ合う姿も見られた。トウモロコシは「甘くておいしいから好き」「丸ごと食べる!」と笑顔を見せていた。


学年越え「池田の時間」 小学校で縦割り交流

 池田町の池田小学校(山崎晃校長、児童227人)は、縦割り班で活動を行う「池田の時間」を設けて、年間を通して異年齢活動を展開している。このほど、恒例の旗づくりを班ごとに行った。
 1〜6年生までの児童らが13の班に別れ、協力して作業を進めた。6年生が中心となって班の名前やデザインを決め、全員で星や太陽、虹などをモチーフにした絵や字をカラフルな色で描いていった。
 旗は廊下に展示され、野外活動などの縦割り班活動で一年間利用する。
東京の中学生 田植え体験 白馬で「民泊修学旅行」

 JA大北が窓口となって、都会の中学生が農家の民宿に滞在しながら農作業などを体験する「民泊修学旅行」で、東京都の杉並区立和田中学校(田中裕之校長)の3年生151人が、20日から2泊3日の日程で白馬村を訪れた。受け入れ先の岩岳地区の宿泊施設のオーナーらと、農作業体験でのふれあいを通じて食と農の大切さを学んでいる。初日は開村式が行われ、同地区の田んぼで、滞在中全員での唯一の共同作業となる、昔ながらの手植えによる田植えを体験した。
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